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PSVITAに注力していた加賀クリエイトが解散!! 本当に乙女ゲーは大丈夫なのか? その2

【弊社解散のお知らせ】

 弊社、加賀クリエイト株式会社は、去る2015年12月31日をもちまして、会社を解散致しました。

 これまで、弊社製品をご愛顧くださいました皆様に、このような事態になったことを心よりお詫び申し上げます。

 弊社に債権を有する皆様におかれましては、清算のための手続きを取らせていただきますので、下記の書類をご覧いただいた上で、2ヵ月以内にお申し出くださいますよう、お願い申し上げます。

 

【弊社解散のお知らせ】 | 加賀クリエイト株式会社

 

 

クインロゼに続き加賀クリエイトまでも......。

中小メーカーの行き場は何処になるのでしょうか?

 

 

VITAからスマホに軸足を移すも時既に遅く...

 

 単位は千円
加賀クリエイトの当期利益

14年4月-15年3月 -133,396
13年4月-14年3月 -160,091
12年4月-13年3月 -92,527
11年4月-12年3月 +938
10年4月-11年3月 +21,136 

 

このデータからも分かるとおり、PSP時代は黒字だったものが、PSVITAに参入後一気に業績が悪化。スマホ事業に参入するも泣かず飛ばずで今回の解散となりました。

 

加賀クリエイトは乙女ゲーではなく、ギャルゲーの移植や「咲-Saki-全国編」「ひぐらしのなく頃に粋」など、いわゆるPSっぽいコンテンツを主に展開していたメーカーでしたが、クインロゼに続く加賀クリエイトなど相次ぐ中小の倒産、解散を見る限り、乙女ゲーの行き場がこの先何処になるのかというのはかなり深刻な問題ではないでしょうか?

 

ikebukulog.hatenablog.jp

 

過去にも同様の記事を書いていたのですが、より状況は深刻化しているというか、オトメイトなどは本格的にPSVITAに移行を始めていますが、正直この先、主流のハードに成り得るかというのはかなり疑問符が付くところです。

 

何故かと言うと、別にオトメイトがハード事業をやっているわけじゃないですからね。やっているのはSCEであり、SONYですが、SCE自体は携帯機ハード事業を撤退すると事実上表明しており、*1現在何のソフトも開発していません。

 

そもそも、PSVITAはゲームハードの歴史上初めて、最初から末期状態で登場したハードとなりました。これまでのゲームハードは、多種多様なゲームが発売され、その最後のハード末期にADV系の所謂ギャルゲーであったりというようなジャンルが集中するという構図が典型でした。

 

しかし、PSVITAはハード牽引するようなソフトが1本もなく、かつ最初からハード末期に出るようなオタク向けのコンテンツが集中するというこれまでにはないハードだったので、最初から市場から隔離されており伸びしろが全くない。これまでは巨大な市場に対して、ニッチなジャンルが存在するという市場がスタンダードだったものが、ニッチなジャンル、ニッチなソフトしかないハードという極めて珍しいハードなので、そこに中小メーカーが注力するのは、ユーザーがいない以上どうしてもこういうことになるっていうのは仕方がない、しょうがないことなのでしょう。

 

当然、そういう状況に陥れば、ハード事業も続ける必要性はなくなるのでPSVITA後継機は出ないことが発表済みですし、オタク向けのソフトのみが集中するということは、全体のパイが著しく小さいため、結局どれだけ本数が出ようと、売上でいえば数万から数千程度、或いは集計不可レベルのゲームが殆どということになり、市場というには脆弱ですよね。

 

こういう現状を考えると、果たして今後しばらく乙女ゲームの市場が本当にPSVITAになるのかというのは本当に微妙というか、それでやっていけるのか、これから先まだまだこういう中小の倒産、解散が相次ぐのではないかという気がします。嫌だなぁ...…。

 

乙女ゲーの行き先が何処になるのか、この先本当に難しい状況になっていますね。

 

 

*1:まぁ、ファミ通のコラムはSONYにより削除されたようですが