イケブクログ

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【げんしけん二代目】斑目先輩がガチで波戸くんを堕とし掛かっている件

アフタヌーン 2016年3月号 [2016年1月25日発売] [雑誌]


マダ×ハト

波戸「・・・・・・その覚悟はできてます」


(;゚д゚)ゴクリ…


できてるんかい!


覚悟できてるんかい!!

(衝撃的なので2回言いました)

 

 

恋に恋する時期は終わり、恋はその先へ――

 

おいおいおいおいおい!!

ikebukulog.hatenablog.jp

「げんしけん二代目」盛り上がってますね!
今月号のアフタヌーン読んだんですけど、ホテルでのラッキースケベではお酒が入っていたということもあって一時の気の迷いで済みますが、今回はもう2人共完全な素面。素面でどこぞのイチャイチャカップルのようなやり取りが繰り広げられていますが、波戸くんが完全に覚悟を決めていて、めっちゃドキドキしました(笑)

マダ×ハトの覚悟があるっていうことは、そういうことですよ。自分が受けとして結ばれる覚悟があるということですよ。生々しすぎるのであえて言いませんが、そういうことになっちゃっても受け入れる覚悟があるということで、そういうことというのは最終的にベッドで×××なんですけど、それに対して斑目先輩が引くどころか、むしろ斑目先輩の方が抱擁力全開で波戸くんを受け止めにいってるのはどうなの!?

斑目先輩も遂にその覚悟が出来てしまったということなのか!?
「総受け止めようかな」とか、妙に積極的な斑目先輩が眩しい。

咲ちゃんにフラれる為の告白してから始まった奇妙な恋の四角模様もいよいよ大詰めですが、果たして男の娘である波戸くんの難しい恋は実るのか。マダ×ハトもハト×マダもどっちもあって、どっちも自分だと言うのは実際その通りなのでしょう。人間必ずしもどっちかなんて完全に割り切れるものでもなくて、その面倒くささが人間らしさというもので。だからこそ男の娘である自分は一歩引いて来たはずなのに、斑目先輩の方がその離れた一歩の距離を詰めたことで、自分が好きになっても、この人を好きになっても良いのかなという気持ちに揺れる波戸くん。つまるところ、げんしけん二代目というのは、波戸くんの恋の行方がこれまでずっと描かれてきたわけで、どういう結末になるのか要注目です。

一方、スーちゃんもまた曖昧だった気持ちをハッキリとさせ告白をしたことで、いよいよ選ぶことを先延ばしに出来なくなってきた斑目ハーレムも最終盤。とはいえ何だかんだでアンジェラちゃんや恵子ちゃんも良いよねっていう(笑)

男の娘という欺瞞との戦いだった「げんしけん二代目」

 

 男の娘とはいったい何なのでしょうか?
男の娘ブームという言葉も記憶に新しく一ジャンルとして定着していますが、じゃあ男の娘で代表的なキャラクターは? というと中々代表的なキャラクターが出てきません。これこそが男の娘が抱える大きな矛盾であり、このジャンルの特異性を表しています。

【ヒロインにならない事の安心感】


2005年に美少女ゲームで「処女はお姉さまに恋してる」同年「はぴねす」が発売になったことで、美少女ゲーム界隈でも男の娘というジャンルが大きく盛り上がり、それが一般へと輸出され、漫画やラノベ、アニメといったジャンルでも登場するようになり一つのジャンルとなり、男の娘ブームと呼ばれる一気に登場するようになった男の娘。

「処女はお姉さまに恋してる」では主人公の宮小路瑞穂が、「はぴねす」では、主人公の親友の渡良瀬準がそれぞれ男の娘として登場しました。

「おとぼく」は特殊なゲームなのでアレですが、「はぴねす」に至っても渡良瀬準は主人公の親友というポジションであり、これはこの手のゲームで良くある攻略対象の情報を教えてくれる同性ポジションのキャラであり、ヒロインでもサブヒロインでもありません。

渡良瀬準は非常に人気があり、人気投票でも1位を獲得するようなキャラクターでした。渡良瀬準が主人公の事を好きであることはニュアンスとして描かれていてもヒロインというポジションではなく、あくまで外野でしかない存在だったんですね。

一般向けでも以降、様々に男の娘というキャラクターが登場するのですが、得てしてそうしたキャラクターが高い人気を得るということは良くあります。しかし、その人気とは、絶対にメインヒロインにならない安心感から人気になっていることが多いです。

人気のジャンルだから、人気の属性だからと主人公の事を好きな男の娘キャラを出すけど、決してメインヒロインにはならないし、結ばれることもない。男の娘というのはそういう安心感を背景にして人気が出るという側面が非常に強く、でもそれはそのキャラクターが可哀想というか、可能性を最初から閉ざされるという点でとても不遇だし、まさにそれが男の娘の欺瞞であるというこのジャンル特有の問題を抱えています。

ゆえに、存在自体いるのは良いけど、実際に結ばれるとなるとそれだけジェンダーに絡む障害が発生して面倒くさい男の娘というキャラはメインには来て欲しくないし、主人公と結ばれるようなことになれば、必然的に男×男というアブノーマルなカップリングになってしまう為、本気でヒロインにはなって欲しくない、それを嫌う人も多いでしょう。大よそ一般的なラノベ系ハーレム作品においても必要属性として登場しても、メインにするわけにはいかないし、それをしてしまえば一気にニッチな作品になってしまう。そういう意味で男の娘とは存在自体が言ってしまえば無関係だから許されてるという、動物園で見る檻の中に入れられた猛獣のようなもので、安全な場所にいるからこそ笑ってみていられるような属性なんですよね。

しかし、そんなヒロインのように見せかけて決してヒロインにはなれない男の娘が氾濫する中で、「はぴねす」は2006年に発売になったFD「はぴねす! りらっくす」において、渡良瀬準をヒロインに昇格させて男の娘のまま×××して結ばれるというルートを描いたことで拍手喝采を受けるわけですが......。

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このウィッグ好きだったんですけど、自分の中のもう一人の波戸ちゃんを受け入れてからというもの、最近では全然着けてくれなくなって悲しい......。


つまるところ、「げんしけん二代目」がどうにも初代より踏み込んでしまっているようなマイナー感があるのはこうした部分で、素直にスーちゃんがヒロインだったらここまで拗れた物語にはなっていないでしょうし、もう少し「げんしけん二代目」という漫画もポピュラー化していたのではないでしょうか。

しかし、波戸くんという面倒くさい男の娘というジャンルを、実際に結ばれるとしたらどういった葛藤があり、どういった障害が存在するのか、そうしたことを描いていることで、どうしたって拗れてしまうものなんですよね。逆に言えば、男の娘というキャラクターを本気で出そうと思った場合、これくらい深いところまで描写していかないと男の娘というキャラクターを出す意味はない。賑やかし程度で、ヒロインに絶対にならないからこそ人気が出るみたいなのは不健全なんだと思う。

必要なのはガチなんだよ!

と、いうことで、波戸くんの恋を応援してますヾ(゚Д゚;)ォィォィ