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エロゲーのCS移植でお馴染みのアルケミストが自己破産

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※本当です

また一つ中小メーカーが死亡しました(´・ω・`)
アルケミストさんといえば北海道で活動しており、主にエロゲーのコンシュマー移植や同人ゲームの移植などを担当していたメーカーさんですね。

アルケミストが2016年4月1日付で,札幌地方裁判所に対し,自己破産を申し立てたことが関係者により明らかになった。事件番号は平成28年(フ)第545号。

アルケミストは1991年創業。2002年以降ゲームソフト関連事業に参入し,「ひぐらしのなく頃に絆」や「ぎゃる☆がん」などを手掛けている。

アルケミストが4月1日付で自己破産申告 - 4Gamer.net

しかしながら、アルケミストさんに関してはあまり驚きはないというか、これまでの企業姿勢などを見ていれば、そりゃそうだろって感じもします。メーカーの倒産が相次ぎますが、倒産するメーカーはだいたい同じような傾向があります。

エロゲー業界は既に一般向けを見ていない

2000年代以降、エロゲーはコンシュマーに移植して2度美味しいという二毛作を続けてきました。その先駆けとなったのがアルケミストでしたが、このことがエロゲー市場に大きな不協和音を生む事になります。

エロゲーとして作っておきながら一般向けを意識し意図的にエロシーンを薄く影響のないものとして排除しているゲームの氾濫。これはもともとシナリオゲーにおいて重視されているのはシナリオであってオマケ程度にエロシーンが付与されていたことで、それだったら別になくても問題ないという受け取り方をユーザー側がしていたからですが、その風潮にのってメーカー側がやりだしたことに端を発します。

それがエロゲーでありながらエロの薄いゲームの氾濫に繋がります。
しかし、これは読んで字の如く大きな矛盾を孕んでいます。

結果として、こうした傾向が招いたのは一般への移植を前提にした中途半端なゲームの氾濫であり、エロゲーにおける自らのアイデンティティを捨てることで、そもそもエロゲー自体を大きく腐らせることになりました。エロシーンが最大の魅力を占めるようなゲーム、例えば『スズノネセブン』などを一般へ移植してもそこには何の個性も特徴もないですからね。

そこで2010年代以降にどうなったといえば、エロゲーなんだからエロが濃い方が良いに決まってるだろうという当然の原点回帰により、美少女学園恋愛ゲームといったこれまで一般への移植前提で作られていたゲームの多くがちゃんとエロゲーとしてエロを強化して一般への移植を考えない方向へ向かい始めます。これは同時にCSのギャルゲー市場がPS2→VITAと縮小の一途を辿っていることも原因の一つですが、要するに最早二毛作が望めない、なんら美味しくない市場となっていたからであり、コバンザメ商法を主軸にしていたアルケミストにとっては致命的な業界の方向転換となりました。

そもそも建前ではCSに移植して一般向けとして発売することで消費者層が広がり18歳以下でも買えるようになるのが大きな特徴ですが、実際はCSに移植されたものを買っていたのもまたエロゲーマーであり、それは追加ヒロインだったり追加シナリオ目当てで購入されていましたが、単純に考えて18歳以下の未成年がフルプライス7800円といったCSにおいても高価格で大して遊べるわけでもない上にエロシーンもカットされているようなエロゲーの移植のギャルゲーなんか買うわけない。

こうして崩壊へ向かっていくのですが、2002年にアルケミストがゲーム業界に参入して2016年までの間、自己破産したからといって惜しいと思うようなゲームが1本もないので、こういうメーカーは今の世代もう持たないでしょうね。加賀クリエイトもそうなんですけど、この先ますます頭がPS2の時代で止まってるメーカーは死んでいきそうです。