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イケブクログ

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【感想】劇場版『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』

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ジン、無能


有能な人間から次々に殺されていく黒の組織

※この記事はネタバレを含みます

 

 

1年ぶり20度目の劇場版『名探偵コナン』

 

今日も今日とて池袋では街中にコスプレイヤーが溢れているのですが、この光景も半ば半日常になってきた感さえある今日この頃。

しかしながら、時間は緩やかに流れており、秋葉原ブームの頃とは違うのは、あのとき秋葉原は明らかに過熱状態にあり危うさを内包していましたが、今の池袋の空気はむしろ落ち着いていて、自然に溶け込んでいるというまた違う風景を作り出しています。この違いがどのようにして生まれているのか興味深いところです。この風景が日常というのは実に面白い(ガリレオ感)

さてさて、それはともかく。
本日公開の劇場版『名探偵コナン 純黒の悪夢』観にいってきました。やはり土地柄圧倒的に女性層が多い辺り池袋らしいですが、映画館は大混雑で名探偵コナンの人気を改めて実感。

劇場版は今年で20作目。私は第1作目から映画を観に行ってるので、20年も続いてる慣習になってますが、GWはこれを見ないと始まらないと言っても過言ではありません。毎年観にいってますが、毎回ワクワク出来るのが嬉しいNE!

さて、今回は記念すべき20作目ということで、『漆黒の追跡者(チェイサー)』以来、7年ぶりに黒の組織との直接対決が描かれた『純黒の悪夢(ナイトメア)』

勿論、劇場版の3要素は健在でした!

1.冒頭に国家テロ級の大事件が発生(毎年の事)
2.スケボーアクションと伸縮サスペンダー
3.被害の拡大を食い止めるスーパー小学生

ちなみに第4の要件は、犯人の犯行動機がショボイ(富士山が見えない、こんなの向日葵じゃないなど)なのですが、今回は厳密には犯人がいない話なので、上記の3つだけでしたね(笑)

劇場版だと、だいたい事件が3回くらい起こってラストに繋がっていくのが基本形ですが、今作では黒の組織No2であるRUMの右腕、キュラソーお姉さんを軸に最初から最後まで流れが途切れることなく続いていきます。

組織編ということでハードな展開と相俟って息の詰まるような緊張感のある展開の連続だったのですが、キールやベルモットお姉様は思ったほど出番がない(笑)

正確に言えばクールキッドと絡まないので活躍しようがないのですが、というか黒の組織自体も今回は別にコナンと絡まないアウトオブ眼中なので、まさか小学生が無双してるとは夢にも思わないはず。直接対決でありながらも関わりはむしろ間接的であり、全体としてのストーリーは、キールやバーボンがダブルフェイスとして組織の中で疑われる組織内部のイザコザ、内輪揉めが主な物語となっています。

それにしてもスパイに潜入されすぎな黒の組織。判明しただけでバーボン、キール以外にも他に3名のスパイが潜入しており殺害されることに。黒の組織のセキュリティはガバガバ。何気に情報を盗まれた日本警察の失態は日本の国家的信用を落としかねない洒落にならないレベルのミスですが、そこは公安警察の安室さんがツッコンだくらいであまり触れられませんでした。

そして、オッドアイを持つ謎の女性キュラソーお姉さん。
今回はちょっと良いキャラクターすぎてこのまま原作に輸入して欲しいくらいの素晴らしいキャラクターでした。生き残ってRUMの情報を提供してくれる味方になるのかと思ったのですが、やはり亡くなってしまうことに。ラストは結構泣きそうでした。記憶喪失の間、少年探偵団達の一緒に過ごした事で、人間らしい優しさを取り戻していたキュラソーお姉さんだっただけに(´д⊂)

超人的身体能力、安室さんと互角にやりあう戦闘能力に加え、特殊な記憶力、そして何よりジンさんは全く気が付かないのに灰原さんの正体に一瞬で気が付く洞察力といった、黒の組織の中でもトップクラスに有能なキャラクターだったのですが、有能だと殺されてしまう黒の組織の掟通りの結末に......。

全編通して重厚に展開されていた所為か、人死にが多く、シリアスで重たい話となっていましたね。昨日、放送された昨年の『業火の向日葵』では死人が出なかっただけに空気感は別物です。

そして依然として確執が解消されていない赤井さんと安室さんが直接対決。今回のメイン2人だけに互いの立場、過去の因縁から殴りあいますが、そんなことやってる場合じゃないだろうと仲裁に入りお説教の江戸川少年。

古来より、ウルトラマンvs仮面ライダーなど、ライバル同士は映画では共闘するものというお約束があるので、流石に目の前の緊急事態を前に共闘。FBI、公安、そして小学生の劇場版らしい豪華タッグが実現(?)

やっぱり見たいのはこういうシーンなわけで(笑)
初登場からここまで来るのに長らく時間が経ってしまいましたが、ようやく一緒に事件を解決するところまで来たかと思うと感慨深いものがあります。アムロとシャアが共闘だからね! Zガンダムですよ。いや、あのときはクワトロさんだったけど。

ラストは『漆黒の追跡者(チェイサー)』と『異次元の狙撃手(スナイパー)』を組み合わせたような感じだったのですが、ウォッカが「奴等、何者なんです」とか言ってましたが、7年前にもヘリを打ち落とされてるのに学習しない黒の組織の皆さんです。といっても、本編では1年経ってないはずなので、ほんの数ヶ月前にもヘリを打ち落とされてることになるはずなのですが......。

それに墜落しそうになってるのに笑いながら銃を乱射するジンさんの勇姿が格好良い。とりあえず相手を殺せば解決する思ってるジンさん可愛い。

本編では出番がありませんが、劇場版だと大活躍の伸縮サスペンダーも健在。やはり今回も大活躍。赤井さんも安室さんも江戸川少年を褒めてましたが、毎年、江戸川少年が一人で行ってることを今回は3分割したというような感じです。

主に爆弾の解体、犯人の特定と無力化、そして被害の拡大を止める。
考えてみれば江戸川少年は毎年これを一人でやってきたわけで、今回は3人で協力して作業に当たった分、幾らか例年よりは楽だったのではないでしょうかw

劇場版で新たに開かされた真実と言えば、安室さんは松田先輩に爆弾の処理を教わっていたことが判明。松田先輩は佐藤刑事の先輩で、過去に観覧車に仕掛けられていた爆弾を解体したがメールを打つのが遅くて爆死してしまった刑事さん(違います)で、安室さんとの意外な関係が明らかに。

FBI勢も登場していましたが、これといって見せ場はなく、江戸川少年から情報を貰うだけのお仕事でした。あんなに格好良くてミステリアスだったジョディ先生が最近ではすっかり小学生のコナンと頻繁に連絡を取り合うショタっ子大好き刑事に......。ベルモットと再び直接対決で活躍を期待したいところです。

アクションシーンも派手ですし、手に汗握る緊張感。昨年『豪華の向日葵』が過去最高の興行収入を達成したそうですが、内容的にも面白いですし今年は更に上回ってくるのではないでしょうか。やはり名探偵コナンは面白い。

そして、劇場版第21弾の制作が決定!!
なんと、最近どうにも出番がなかった西の名探偵、服部平次を中心にした物語が展開されるそうですよ!! ざわつく映画館。ざわつく腐女子......。

バンジャ━━━━━∩( ・ω・)∩━━━━━イ!!!

原作での登場も待たれますが、いったいどのような映画になるのか、そして服部平次は黒の組織とどう関わっていくのか、新たな展開に期待です!

そして劇場版には松崎しげるのポスターが貼られていて爆笑を堪えられない名探偵コナン!

あ、そういえば今年は毎年劇場版のお約束だった、


らぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!

新一ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃい!!!!

のくだりが、ありませんでした(笑)
蘭姉ちゃんの空気の薄さがとんでもないことになってます。
それで良いのかメインヒロイン!?

とはいえ、ここ最近は蘭姉ちゃんの戦闘力もインフラ気味で、毎年修羅場を経験し続けてきた所為か、最近では殺人事件の現場に遭遇しても気に止めないし、拳銃を避けたり、アイリッシュや元SEALs隊員をフルボッコにしたりコンクリートを素手で砕いたりと、年々ヒロインから戦闘要員へとシフトチェンジしてるので、今年は流石にこれ以上のレベルアップを控えたのかもしれません。ほら、ただでさえ赤井さんや安室さんがいるのに蘭姉ちゃんまで本気をだしたら黒の組織が日本で全滅してるところだった。危ない危ない......。

今回、コナンファミリーをスルーしたジンさんはやっぱり有能だった!