イケブクログ

池袋の話題を中心にホットなトピックスを毎日お届け

【感想】劇場版『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』

f:id:ikebukulog:20170415112653j:plain


今年もこの季節到来!!
春の訪れと共に始まる劇場版『名探偵コナン』。公開初日に早速観てきました!

8時少し回ったくらいに劇場まで行ったんですけど、時間まで朝食でも取ろうかなと思っていたら既に沢山の人が並んでいて全くそんな時間はありませんでした。その時点で早くも終日「残り僅か」になっており、改めて人気の高さを実感。

f:id:ikebukulog:20170415220752j:plain

流石は乙女の聖地池袋。
コナンの聖地と言えば鳥取か池袋かってくらいの大人気です。

昨年は興行収入60億円を突破する過去最高の大ヒットとなりましたが、今年は滅茶苦茶面白かったので、人気爆発の予感。

というわけで、劇場版第21作目となる『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』の感想です。

※この記事は多大なネタバレを含みますのでご注意ください

 

世界一格好良い「殺す」に痺れる

 

原作で服部平次の事を「未来の旦那さん」と呼ぶ意味深な登場をしてから中々出番がありませんでしたが、今回の劇場版ではメインヒロインに大抜擢だった大岡紅葉ちゃん。

恋に真っ直ぐで一歩も引かない芯の強いキャラクターとして描かれていましたが、コナンのヒロイン戦線に大旋風を巻き起こす新キャラになりそう。コナンと言えば蘭姉ちゃんvs灰原さんというメインヒロイン論争が絶えませんが、安泰かと思われていた西の名探偵にも恋のライバル出現でますます盛り上がっていきそうです(*゚∀゚)

ゲスト声優さんがCVを担当する劇場版限定のキャラクターになるかと思いましたが、全くそんなことはなかったので一安心。そして恋のライバルキャラでありがちな平次と和葉ちゃんの絆を目の当たりにして適わないことを悟り身を引くというような展開にはならなかったのも良かったです。関係の決着は全くついていないので今後もどんどん原作に登場して活躍してくれそう!

冒頭からテレビ局が爆破(コナンの日常)され、スケボー、伸縮サスペンダー、サッカーボールとコナンアクション全開でしたが、コナンと平次のタッグっぷりが素晴らしく、さながらタイバニやあぶない刑事のようなバディものを彷彿とさせる手に汗握る展開。対等なライバルであり親友はこうじゃないとね。意思疎通が完璧すぎる東西の名探偵。

久しぶりの平次の大活躍と、こんなこともあろうかと大阪までスケボーを持参している用意周到な江戸川少年。治安が世紀末なのは米花町だけかと思っていたのですが、どうやら関西も負けず劣らず日々大規模犯罪が発生する魔境のようです。

冒頭の大アクションが終わると一転、カルタ勝負で勝った方が平次に告白するという和葉ちゃんと紅葉ちゃんの負けられない女の勝負を中心とした流れに。一方、次々と犠牲者が出る中、真実へと近づいていくコナンと服部ですが......。

なんと、今作では劇場版のお約束だった、犯人の犯行動機がしょうもないから脱却。百人一首と事件を繋ぐ悲しく切ない動機に胸を痛めます。

これまでの劇場版といえば、「シンメトリーじゃない」「富士山が綺麗に見えない」「こんなの向日葵じゃない」など、それってどうなの? という犯行動機も多かったのですが、今回はしっかり動機が成立しています。

しかし、もう一つのお約束である、目的に対して手段の規模が大きすぎるは健在で、これまでも「先祖の悪口を言ったから銃殺」「仏像を盗む為に細菌テロ(捏造)」「宝石を取り返す為に列車爆破、ダム破壊」「個人への復讐でサッカースタジアム全爆破」など、何かと過激派が勢揃いですが、今回も「自殺するのに自分も含めて6人殺して、テレビ局も爆破しつつ、カルタ会場も爆破」という、爆弾魔っぷりを遺憾なく発揮。

何故コナンの犯人はこうまで爆弾が好きなのか?
というかそんな誰も彼もが簡単に大量の爆弾を入手出来る環境が恐ろしい。その辺の露天商とかがC4とかを売っているのかもしれません。

完全にただ巻き込まれて数合わせの為に殺されそうになる紅葉ちゃんと和葉が可哀想すぎます。もう少し穏便に済ますことは出来なかったのかと思うばかりですが、ましてや和葉ちゃんは狙われる理由が「正直、誰でも良かった」なので、そりゃないぜ(´Д`υ) 

唯一、救いなのはテレビ局とカルタ会場が鈴木財閥の建物じゃないということでしょうか。毎年毎年新しい建造物をオープン初日に爆破されてるだけに良かった良かった。そんな園子姉ちゃんですが、今回は風邪で寝込んでいるのでお休みです。

はた迷惑極まりない犯人ですが、とはいえ動機そのものはそれぞれの勘違いが招いた悲劇であり、悲しい過去の真実が明かされるなど、しっかりと丁寧に事件の背景が描かれていました。

そして、再びアクションシーンへ。
冒頭から再びの大脱出。バイクの後ろに和葉ちゃんを乗せて飛ぶのですが、ここで平次が和葉ちゃん向かって世界一格好良い「殺す」。これがホントの殺し文句ってヤツですが、こんなに格好良い「殺す」はガンダムWでヒイロがリリーナに言ってるのを聞いた以来です。ニヤリと笑う平次とそれを信頼する和葉ちゃんがもう完全に主役とメインヒロイン(笑)

そして勝負の結果、告白することになるのですが......。
案の定、紅葉ちゃんの件はコテコテの関西弁による勘違いであることが発覚するのですが、とはいえそれで引き下がるわけもなく。考えてみれば、幼少時に結婚の約束。その約束を今まで大切に秘めてきたわけで、それだけの想いを勘違いだからとすぐに無下に出来るわけありませんよね。蘭姉ちゃんや和葉ちゃん同様、本気で恋をしているキャラクターとして、大岡紅葉ちゃんが今後どんな活躍を見せるのか非常に楽しみです。

そして、本編が終わるとドキドキの来年の予告。
第22弾が製作決定!!

黒い背景に映し出される日本列島。
「5」「4」「3」......始まるカウントダウン。

「0」

0→ゼロ→零
安室さん、安室さんじゃないか!!

ということで、来年の劇場版第22弾のメインキャラクターは、公安に所属しながら黒の組織にバーボンとして潜入している安室透がメインで活躍するみたい。『異次元の狙撃手』では赤井秀一が、『純黒の悪夢』では赤井さんと安室さんが大活躍しましたが、赤井さんに比べて安室さんの方はまだそんなにメインで活躍していないので楽しみです。また爆弾解体しそう......。

黒く染まった日本列島に無数の光が灯っていたことから、発電所が狙われたりするのかもしれません。公安としてテロに立ち向かうのか、或いは黒の組織として関係していくのか、原作でもこれからバーボンとラムを中心したストーリーが始まりそうです。


しかしながら、昨日テレビで『純黒の悪夢(ナイトメア)』が放送されていましたが、組織との対決が描かれた去年から一転、今回は西の名探偵、服部平次をメインに恋愛色の強いストーリー展開になるなど、作風が幅広いですよね。来年は公安の安室さんがメインになるみたいですし、そのうち『ベイカー街の亡霊』のように少年探偵団をメインにした劇場版もまたありそう。そうした何かに偏らない事が幅広い層にヒットしている秘訣なんじゃないでしょうか。

思い返せば、劇場版のお約束だった「蘭ぁぁぁぁぁん!」「新一ぃぃぃぃぃぃい!」って最近やってないしね(笑)

何気に去年もそうでしたが、今年も蘭姉ちゃんは蚊帳の外で、その類稀なる戦闘力も発揮していませんし、逆にそれだけ初期の頃よりキャラクターも増えて出来る事が増えたからなんでしょう。


『から紅の恋歌(ラブレター)』EDも名曲ですし、素晴らしい内容だったのでもう2回くらい観に行きたい(笑)