アニメイトが開くパンドラの箱
アニメミュージカル、舞台作品などの「2.5次元」アイテムは専用フロアで品揃えは地域最大級!そのほかにも、コミック、同人誌、キャラクターグッズ、画材、CD、DVD・Blu-ray、ゲーム、オンリーショップやイベントスペースも併設して、地下1階から7階のフロアに多数アイテムを取り揃えて皆様のご来店をお待ちしております!
めっちゃ攻めてますね(笑)
今年は30周年記念の年ということもあって、アニメイトさんでは様々な企画が立ち上がっていますが、秋葉原にまさかの女性向け専門店をOPEN!!
急速にパワーバランスが激変している秋葉原へのテコ入れがこういった形で行われるのは面白いですが、これは次の秋葉原に向けた深謀遠慮の第1歩であることは疑いようもありません。
オタク街のイニシアチブ
秋葉原という街が万人がイメージするオタク街だったのは今は昔。
近年では外国人観光客とオタク街のアイコンとしての機能が残っているだけで、オタクなら秋葉原に行くという要素はかなり薄れてきています。
むしろオタクの秋葉原離れが起こっているのは良く言われるところです。
復活した歩行者天国の様変わりした様子を見れば空気として感じ取れるかと思いますが、そういう意味ではレガシーな街になりつつありますね。
アニメイトさんはこれで秋葉原に3店舗目ということですが、2店舗となるカルチャーズZONEはキャラクターグッズ専門館で、翻訳された日本の漫画が売っていたり、海外を意識した品揃えがあったりします。
これは1店舗目となる本館が『萌え』を、2店舗目が『海外』を、そして3店舗目が『女性向け』をとなっており、実は非常に利に適った変化に対応した出店となっています。
夏アニメにしても、増えつつある女性向けのコンテンツは今後ますます拡大傾向ですし、秋葉原で先陣を切って女性向けの専門店を出店するというのはこの先のアドバンテージを考えると大きいかもしれません。
実際、池袋のオタク街というのはアニメイトさんの影響力が多大ですし、秋葉原では男性向けが強かったこともあって従来、アニメイトさんの影響力はあまり大きくありませんでしたが、この先のジャンルの変化を考えると一気にパワーバランスが変化するかもしれませんね。
秋葉原のK-BOOKSが成年コミックじゃなくて、コスプレ衣装をメインに据えるときが来るかもしれない。
そうなると、秋葉原はもう一度オタク街を新たな形に再編することになる可能性さえも含んでいます。一度は壊れてしまったオタク街を立て直すことが出来るのか、そのときはきっと、今までの秋葉原とは全く違う形になっていることだけは間違いありません。