遂に来たか!
おいおいこれサンデー始まったんじゃないの......!?
そういう予感がビンビンとしてくる圧巻の巨弾新連載『シノビノ』(大柿ロクロウ:作)が週刊少年サンデーでスタート。
最後の忍者、沢村甚三郎が自身の力を試そうとする幕府の刺客をフルボッコにしていましたが、忍者という個の強さが求められた最後の時代を生き抜く破天荒シノビ活劇。
1話からとにかく面白い。
なんといっても主人公が『忍者』で『爺さん』という中々ないであろう高齢主人公ながら、王道漫画テイストに溢れている大作の予感を感じさせるスケールの大きさが魅力的です。腰を据えての超大型の新連載ということで、とてつもない期待感。
これは絶対流行るやつ!!
平和な江戸時代に生きる影
時は江戸時代。
平和が続く日本で、争いの中に生きる者たちは徐々に行き場を失っていった。しかし、突然の黒船襲来により平和は唐突に終わりを迎える。
いま、再び『シノビ』が求められる動乱の時代、到来!!
という感じの漫画なのですが、これまでもサンデーの新連載は『天野めぐみ』『魔王城』『舞妓さん』『古見さん』『保安官エヴァンス』など、面白い漫画が続いていましたが、それらはどちらかというと脇を固める漫画でしたけど、今回の『シノビノ』は誌面の看板になるポテンシャルを秘めた漫画だと思う。
伊賀忍者で58歳と少年漫画の主人公としては異例の年齢設定ですが、大人の格好良さを前面に打ち出しているのは新鮮です。巻頭のカラーページには少年も描かれていたので今後の登場が待たれますね。そちらは甲賀忍者か侍ではないかという予想。今後幅広くキャラクターが登場し、主人公は格好良いおっさんでメリケンと戦う忍者というゴリゴリのアクション漫画。こんなん絶対面白いですやん。
また海外の勘違い忍者神話が加速してしまうのか......。
だが、それでいい!
というかこれがサンデーで始まっていいのか!?
本来ジャンプがやるべき漫画じゃないのか!?
遂に看板となるような漫画が登場した予感がする週刊少年サンデー。
既に来週の展開が気になってしょうがないです。他の漫画も面白いですし『名探偵コナン』も後3回で1000話の大台に到達。コナンが一時的に新一に戻るメモリアル回になりそう&本編の状況も進みそうな新章が開始しました。
そういえばサンデーSの巻頭ふろく「殺すぞ」ポスターには吹き出しました。コナンの劇場版を観ていたら分かりますが、知らないと「殺すぞ」ポスターって何事!? ってなるよね(笑)
それにしてもサンデーの新連載には勢いを感じますね。
今週は週刊少年マガジンでも新連載が掲載されていましたが、そちらは『AKB49』を描いていた作者による『彼女、お借りします』。
うーん......。
というか、もうデスゲームとか面倒くさい恋愛漫画は良くない?
マガジンはとにかく微エロシーンを入れたくてしょうがない病を患っていますが、ジャンプもそうですけど、なんかなーフィットしないような......。
『FAIRY TAIL』も後3回くらいで最終回を迎えますし、どこも看板漫画の連載が終了している過渡期だけに世代交代が急務ですけど、やはり少年誌の看板は王道漫画であって欲しいと思うばかりです。