市場分裂不可避な情勢へ
やっぱりこうなりますよね......Σ(゚Д゚)ガーン
いきなり据え置きオンリーへの移行は無理だと思う。
PCゲームのコンシュマー移植や乙女ゲームの開発を手掛ける有限会社ジレスタさんがスイッチに参入。現在開発中のタイトルは『honeybee』さんのVita向け乙女ゲーム『Starry☆Sky~Winter Stories~』と『Un:BIRTHDAY SONG~愛を唄う死神~another record』。
有限会社レジスタは、Nintendo Switchの開発を行います。
— Regista広報 (@PR_Regista) 2017年10月20日
既存ソフト及びオリジナルソフトの開発も着手中です。
詳細の発表はお待ち下さい。
情勢的にVitaの後継機が出ないということが徐々に明らかになっていく中、注目されていた乙女ゲームの動向ですが、PS4への移行を発表しているオトメイトさんに対して、他が追従するのかどうかがポイントでしたが、どうやらそうはならなそうな状況に。
俄かに動きが慌しくなってきました!
携帯機需要を捨てられるのか!?
PSPで市場が確立した乙女ゲームですが、大画面据え置き需要が本当に大きく求められているなら、これまでもPS3/PSPといった縦マルチで発売になっていてもおかしくないはず。前世代から今世代は特にそうした縦マルチのソフトが多く発売されていましたし、そうなっていても全くおかしくありません。
しかし実際は殆どが携帯機メインで発展してきたジャンルですし、それが今更いきなり携帯機の後継機が出ないから据え置きに移行というのがすんなり行くのかどうかは疑問が残るところでした。
そういった中で今回のジレスタさんのスイッチ参入。
スイッチは据え置き/携帯機のハイブリッドハードなので、携帯機としての特性が求められるソフトは必然的にこういった動きにならざるを得ないのかなという感じでしょうか。
オトメイトさんの据え置き移行も、「大画面で高画質」とは言うものの、実際自分達はこれまで携帯機をメインにしていたわけで説得力に欠ける苦しい言い訳に聞こえます。
そもそもがオトメイトさんに関して言えば、親会社のアイディアファクトリーさん自体がPSにベッタリで子会社のコンパイルハートさんにしてもPSと一蓮托生という状態なので、後継機がないならないでPS4へ移行せざるを得ない的な事情を感じなくもありません(笑)
逆に言えばだからこそPSカンファでオトメイトさんが大々的に取り上げられるなど優遇されていたのだと思いますが、オトメイトさんの移行発表以来、他の携帯機をメインに展開していた乙女ゲームメーカーさんから追従する動きが出るかと思われましたが、そういった動きは現状ではまだ見えず梯子を外された感があります。
市場が割れるでこれは( ゚Д゚)アライヤダ!!
実際、ADV(アドベンチャーゲーム)とかは携帯機でやるのが便利ですからねー。ちょっとした時間に進めたり、ダラダラ寝転がってプレイしたいタイプのジャンルなので、テレビの前に座って進める据え置きとは相性が良くないというか、それとはまた違った気軽さとか利便性が求められてると思う。『逆転裁判』とか『ダンガンロンパ』とか据え置きでやるのは面倒そうですものね。
しかしアレです。有限会社レジスタさんって実績を見るとPCゲームの移植だったり乙女ゲームの開発だったりがメインみたいですが、ツイートを見るとオリジナルソフトの開発に着手となっているので、いったい自社でどんなゲームを作るのか楽しみです。ADVなのかな?
何にしても状況が混沌化してきた乙女ゲーム市場。
来年以降、大きく市場が移り変わっていきそうです!
※追記
市場を牽引する立場のオトメイトさんがPS4から撤退。
こうなるともう実質的に乙女ゲーム市場は宙ぶらりん状態となりましたが、D3Pさんなどのメーカーはスイッチへの移行へと動き出しているようです。
どうしたって据え置きでノベルゲームは向かないので、こういう動向に成らざる得ないでしょうね。後はこうした市場形成にオトメイトさんが乗れるのかどうかという部分に掛かっていると思う。
※追記2(2018/5/9)
オトメイトさんもスイッチへの参入が決定したようです!
新作移植共に移籍が発表。
これで事実上、乙女ゲーム市場がそのままスイッチへ移行することになりユーザー的には分かりやすい情勢になったのではないでないしょうか?
早晩、スマホから撤退して家庭用でのリブートを発表したコーエーテクモさんのネオロマンスも参入発表がありそうですし、市場分裂回避で良かった良かった(笑)
※追記(2018/5/10)
オトメイトさんがNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)へと移籍を発表!
なんといきなり12タイトルを展開というこれまでに類のない大々的な移行となっており、覚悟と本気度が伺える移籍となっています。
どうしても据え置きでは展開が難しいジャンルだけに、どうなるのか注目していましたが、ここにきて状況が大きく動き出しました!
コーエーテクモの乙女ゲームブランド「ルビーパーティー」も歩調を合わせた動きを見せており、『金色のコルダ オクターヴ』がスマホから家庭用ゲーム機へと変更。
こちらも近くスイッチでの発売が発表されそうです!
オトメイトさんの動きにより、乙女ゲーム市場が割れるのではないかという予想をしていましたが、その事態を回避するスイッチへの参戦。
これで乙女ゲーム市場は非常に分かり易い市場になり、ユーザーとしても移行し易い状況が生まれました。まさかの大転換となった乙女ゲーム市場。
これからの盛り上がりに期待です!