5/10発売の『電撃Girl'sStyl』で詳細を発表!!
やはりこういう流れになるのか。
オトメイトさんが4/10発売の『電撃Girl'sStyl』にて、衝撃移籍を発表!!
詳細は来月号とのことですが、ここに来て大きく動き出しました。
PS4への移行を断念していたオトメイトさんですが、それならそれで今後どうするのかという動向に注目が集まっていた乙女ゲーム市場。
目下、足元ではオトメイトさん以外は徐々にスイッチへの移行へと動いていましたが、プラットフォームの選択肢としてはニンテンドースイッチ、スマホ(iOS/Android)、PC(Steam)の3択という状況。
スマホやPCでは既に出ていたりもするので、果たして移籍が衝撃かという疑問がありますが、多分一番衝撃なのはやっぱり据え置きで出しますだと思うんですけど、乙女ゲームはPSPで明確に市場が形成され、以降そのまま携帯機で発展してきたジャンルだけにどうしても据え置きとの相性があまり良くないところがネック。
【お知らせ】
— 【公式】オトメイト (@OtomateWeb) 2018年4月10日
本日4月10日発売の「電撃Girl'sStyle」5月号にて衝撃の発表!!
次号5月10日発売号ではオトメイトのヒーローたちが表紙を飾り、新作が多数発表される事になりました!そして“移籍”の真意とは? 次号のガルスタをお楽しみに!#ガルスタ #オトメイト pic.twitter.com/zr2aoLPQzm
果たしてどのような結果になるのか注目です!
それぞれのメリット/デメリット
流石にそろそろVitaも末期なので必然的にプラットフォームの移行が求められていますが、その後をどうするかが流動的な情勢でした。しかしここに来てようやく流れがまとまりつつあるようです。
■ニンテンドースイッチの場合
- 携帯機と据え置きのスタイルを両立出来る
- パッケージ市場を継続出来る
- 普及台数が多いのでプレイヤーの分母が大きい
- ノベルゲームが集まりつつある
- どうぶつの森などを筆頭に女性向けの一般タイトルも多い
- 市場をほぼ一から形成することになる
こんなところでしょうか?
一から形成とはいえ、それを言うならどのジャンルもそうですし、既にD3Pさんなど他のメーカーは移行に乗り出してる事もあり、逆にオトメイトさんが参入しないなら乙女ゲーム市場は割れそうな情勢。
ノベルゲームが集まってきており、『ひぐらしのなく頃に捧』や『シュタインズゲート』といった往年の名作から『レイジングループ』といった話題の作品まで幅広く揃い、乙女ゲームの開発などを手掛けるディベロッパーのレジスタさんなども『Dear My Abyss』で参戦するなどかなり盛んなジャンルとなっています。
オトメイトさんも3DSで『おそ松さん』などを発売しているので、そこまで無くはない選択だと思いますが、任天堂ハードへの移籍だとすれば確かに衝撃です(笑)
■スマホの場合(iOS/Android)
- ユーザー人口は最も多く市場形成が不要
- 1ルート(1キャラ)800円といった分割商法になる
- UI面の最適化が必須
- パッケージ販売は消滅
- 買い切りソフトはスマホ市場では苦戦中
- F2Pアプリとの競合
一番ありえそうな選択。
ただ既にスマホでも発売されていたりするので衝撃度は低いのでは?
スマホということでプレイ人口は膨大ですが、買いきりのソフトはあまり売れないのと、何より分割販売になるであろうことがネック。
元々一つのパッケージとして作られたものをルート分割して売ることになり、好きなキャラクターのルートを選んで買うといった販売方式になると思いますが、全部買ったら割引とかになるのかな?
F2P(基本無料)アプリゲームが全盛なので、そうしたアプリとまともに競合するだけに買い切りソフトの市場を形成出来るのかどうかが鍵となりそう。
一番無難な選択ですが、従来のパッケージ販売は完全に崩壊するので初回特典テンコ盛りドーン! みたいなのは不可能になりますね。こうした作品は初回限定版商法も旺盛なジャンルだけにそれが不可となるのは影響が大きそうですが......。
■PC(Steam)の場合
- スマホ版とほぼ同じ
- 携帯不可
- セールでめっちゃ安くなる
- 海外のユーザーにも売れる
スマホがPCに変わっただけかな?
こちらも既にSteamで販売されていたりするので衝撃度は低いです。
海外プレイヤーが見込めるのは大きな利点。
というか別に一つに固定する必要はないしやらない理由もないので、今後もSteamとのマルチは普通に行われていくのではないでしょうか。
こちらもやはりDL配信が基本なのでパッケージ市場は崩壊。
乙女ゲームのPC市場が国内で成立するんだったら別にPS4でも問題なく市場は成立してるでしょうから、まぁ、この選択はあって損はないけど、メインにするには難しいみたいな話ですよね。
パッと思い浮かぶそれぞれのメリットやデメリットをまとめてみましたが、どちらにしてもそのジャンルが集まってこないと、市場形成は難しいので、オトメイトさんの動きは他にも大きく影響しそう。
第4の選択肢が突如登場する可能性もなくない!?
なんとも気になるこの話題ですが、果たして結果は如何に?
※追記(5/9)
スイッチへの移籍が決定したそうです!
過去に幾つか発売されていたとはいえ、乙女ゲームのメインハードが任天堂機になるというのはなんだか面白いです(笑)
詳細はまた後日記事にしていきます。
