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『ポケモンGO』が提示した新たな可能性、スマホとコンシュマー、リアルとゲームの融合

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その出会いは突然やってきた!

幻のポケモン「メルタン」。

正直この流れは感動しました!

9/22、『ポケモンGO』で毎月1度開催されているレアポケモンが大量発生するコミュニティデイ。この日は「チコリータ」が大量発生していたのですが、終了すると謎のポケモン「??????」が登場。

管理人も参加していたのですが、全く見たこともないポケモンがいきなり登場して、自分も周囲もまさに「???????」な状況でしたが、とりあえず捕獲してみると「メタメン」に変身。

誰もが「バグでメタモンが何か変なことにでもなっているのか?」という疑問符を浮かべる中、『ポケモンGO』の物語は進んでいきます。

世界各地で相次ぐ新種のポケモン発見報告に「ウィロー博士」は「オーキド博士」に連絡を取り、そして明かされる幻のポケモン「メルタン」と、新ポケモンの謎を、二人の博士が解き明かす物語「W Professors」。

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思わず童心に返りました(笑)
この一連の流れというのは、ポケモンの長い歴史上、初めてプレイヤーが自ら新種のポケモンを発見したというリアル(現実)になっています。

博士にポケモン図鑑を貰って、冒険に出る。
あの瞬間、プレイヤーはポケモントレーナーとしてまだ見ぬ世界へ飛び出すのと同じ経験をリアルで体験したわけで、とても印象的です。

初代をプレイしていたとき、ネットなどの普及もまだ進んでおらず、冒険しながら、次々に登場する新ポケモンに一喜一憂していた頃を彷彿とさせてくれるような遊び心に満ちた、誰もが驚くサプライズです。

まさに今、現実世界に飛び出してリアルポケモントレーナーとして活動している『ポケモンGO』のプレイヤーが自力で発見した新ポケモン。

このリアルとゲームの融合、そしてプレイヤーをただゲームで遊ぶだけという存在として扱わず、ポケモントレーナーとしてこの世界を面白する登場人物として扱っている、この事はとても感動的であり、拡張現実=AR、そしてそこからもう一歩踏み込んだ複合現実=MRの世界へとステージが一段階上がったのを感じます。

そして、このプレイヤーが発見した新ポケモン「メルタン」が、11月にNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)で発売される『ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ』『ポケットモンスター Let's Go! イーブイ』へと繋がっていく。

初めて実現した、スマホとコンシュマーゲームの融合

これはまさに新たな可能性だ!

いつしかサプライズは難しくなっていた

今回の事が非常に大きな意味を持つのは、現代になり特にポケモンなどの超大型IPの場合、新作が出るとなると必ず発売日前に情報をリークするくだらない奴が大量に出てきます。

その所為もあり、伝説のポケモンや新種のポケモンというのをどうしてもプレイヤーにとって“未知の発見”というサプライズにすることが難しくなっていました。

しかし今回、新種のポケモンを『ポケモンGO』という場を使ってお披露目したことで、まさに誰も知らない新発見に繋がるという体験を生み出した、これはとても素敵なことですよね。

そもそも「ポケモンシリーズ」は、任天堂のゲームの中でも特別扱いされてきたタイトルで、これまでにも様々な拡張ガジェットが付属して発売されてきました。

『ポケモン』のパッケージだけ他よりも大きいのはお馴染みの光景ですが、それは理念として「かがくのちからってすげー!」から続く、ポケモンというのはリアルに持ち出して対戦や交換、冒険とった人と遊ぶものであるという意識が根付いていた作品だからなんだと思いますが、それが今回はスマホというデバイスを使って、こういう新たな体験を生み出したというのは、エポックメイキングな出来事なんだろうと思いますね。

そして、その体験が、今度はコンシュマーゲームに繋がっていく。
初めて、明確な形でスマホアプリゲームとコンシュマーゲームの連携、連動という形が示されたことになり、これもまた大きな意味を持つエポックメイキングな出来事です。

任天堂は、スマホに進出する際に、単にスマホというデバイスにゲームを出すのではなく、相乗効果でIPを拡大し連動させていくという戦略を語っていましたが、それが目に見える形でこうして初めて提示されたというのは重要じゃないでしょうか。

それより以前に、こういったアイデアがこれまで他から出てこなかった事が問題なんでしょうね。

例えばスクウェアエニックスさんなどは、家庭用にロマサガのリマスター出します、スマホに新作出しますとか相変わらずの発表を行っていましたが、カプコンさんの『ブレスオブファイア6』などにしても、コンシュマーで売れなくなって芳しくないシリーズの新作をとりあえずスマホに出すといったようなIPの「スマホ堕ち」を繰り返しているメーカーが多いですよね。

しかもそれで人気を博したかと言えば、いつの間にかサービス終了になっていたりして話題にもならないとか、そういう行為を繰り返してきた中で、今回の『ポケモン』のような相乗効果で拡大させるというようなアイデアや戦略っていうのが全く無いまま来ている中で、今回のこの新たな体験だったので、素直に感動でした。

そして多分、こういうゲームを面白くするアイデアの欠乏が、コンシュマーゲーム市場の縮小を招くことになったんだろうなというのを感じさせる一コマです。

この示された新たな道が、ゲームの可能性を広げる「第3の道」となってくれることを願わずにはいられません。