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江戸時代の忍者、平和すぎてアイデンティティがクライシスしていた!?

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忍者は辛いよ

どうしても気になった話題があったので忍者の話。
滋賀県甲賀市が刊行した、尾張藩に仕官した甲賀忍者に関する古文書の訳文や解説を載せた資料集「甲賀者忍術伝書-尾張藩甲賀者関係史料Ⅱ-」によると、太平な江戸の世の中で忍者という自らのアイデンティティがクライシスしている苦悩の様子が綴られています。

「70歳前後より若い者は役に立たない」
「学問が盛んになり、秘術が信用されない」

など、忍者は辛いよとでも言うべき忍者が重んじられない時代への危惧が浮き彫りになっているそうですが、サラリーマンかよ!

失礼ながら爆笑せずにはいられない忍者の苦労(ノ∀`)
「最近の若いもんは......」が忍者の世界にも(笑)

「未来記」には、昔は甲賀の忍術が一つの流派として世間に浸透していたが、現在70歳前後より若い者は役に立たない-などと、忍者の技術や立場の衰退を不安視する内容が並ぶ。問題点として、平和な世で業績がなく重宝されない▽技術を試みる機会がなく、研鑽(けんさん)する気持ちがない▽学問が盛んになり道理が重んじられ、秘術が信用されない▽秘密性が高いため間違って伝えられることが多い-など13箇条を挙げている。
https://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20180921000031

平和だと軍事費が削られるのは世の常。
敵対する相手を暗殺したり諜報活動で暗躍すれば良いという時代が終わり、やることもないし将来を不安視しながら暇している忍者というのもイメージしずらいですが、忍者も大変なんやなぁ......。

なんとも世知辛い話です。

忍者も業績が問われる?

どれも興味をそそられる話ばかりですが、「平和な世で業績がなく重宝されない」っていうのは爆笑ものです!

忍者の履歴書とかがあったりしたんでしょうか?
平和でやることもなく、職歴の欄が空白で、就職活動に影響があったりとか、全く今の日本社会と変わらんじゃないか(笑)

逆に戦乱の世を生き抜いた忍者の履歴書には、○○大名暗殺とか職歴に書かれていたとか想像すると笑えてくるのですが、「技術を試みる機会がなく、研鑽(けんさん)する気持ちがない」っていうのも、現代社会にも通じる話ですよね。

平和で使う機会もないのに土遁とか水遁の術の練習をしているとき、ふと我に返って「なにやってるんだ俺......」とか、なっていたんでしょうか(笑)

なんとも気になる忍者の生態。
そうそう転職も出来ないでしょうし、前歴「忍者」とは書けず。
やはり忍者というのは戦乱の世で暗躍するものであって、平和な世では持て余していたのかなぁ......。

現代だと、自衛隊は災害救助などでも八面六臂の活躍を見せていますが、忍者にそうした役割が求められているかというとそうでもないでしょうしね。

しかし、甲賀の頭が「秘術が信用されない」と嘆いていたというのは驚きです。
学問が盛んになったことで、人々に知恵が付き、超常現象を信じなくなるみたいな話ですよね。古来、神の怒りとされ恐れられていたイカヅチも、科学の発達により雷の発生原理が解明された今では、神の逆鱗に触れたと思う人もそういないでしょう。

実際には、雷が鳴ると農作物が良く育つので歓迎されていたみたいな話もありますが、どちらにせよ太平の世、江戸時代は忍者に取って居心地の良い時代ではなかったようです。

そんな甲賀忍者の苦悩が書かれた尾張藩の史料は、甲賀の地で暮らしながら「忍び」として同藩に仕えた「甲賀五人」の頭(かしら)である初代木村奥之助(1600年代半ば~1723年)が弟子に口述して書き取らせた「無窮会所蔵史料 甲賀忍之伝未来記」など7点。全て楷書体に直し、解説が載せられているそうです。

しかし忍者も変化してゆく時代にしっかり対応しています。
最近ではITもお手の物で、伊賀忍者のオフィシャルサイトまでOPEN!
忍者オフィシャルサイト

全然忍んでねぇ!?