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乙女の聖地に異変?池袋の駿河屋、女性向けからゲーム中心に変更が持つ重大な意味

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駿河屋、池袋キャラクター館からゲーム館に変更

昨年、2018年6月に女性向けの雑貨を取り扱う店舗としてOPENしたばかりの駿河屋池袋キャラクター館が、1/14から2月中旬まで改装となり、ゲーム館としてリニューアルされるそうです!

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管理人も何度か行きましたが、店内には女性向けのキャラクターグッズが所狭しと並べられており、立地的にもアニメイト池袋本店に近く、中池袋公園のリニューアルでグッズ交換会が難しくなる中、駿河屋さんの存在感は非常に際立つものがあったのですが、ここにきてまさかのゲーム館へと変更はなんとも残念です。

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おかしいと思ってたんですよね(笑)
昨年末の段階で、お店の商品案内が青テープで塞がれており、近く何かしらの動きがあるのではないかと思っていたところに、今回の方針転換だったので、これは俄かに憂慮すべき事態じゃないでしょうか?

ゲームといっても女性向けの乙女ゲームを中心とするという方向なら分かるのですが、ゲーム館の説明を読むと「駿河屋の圧倒的在庫を抱えて、最新ゲームから懐かしのゲームまで取り扱うゲーム専門店にリニューアル」となっています。

乙女関係ないじゃん!

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駿河屋さんは出店する地域に合わせて店舗の傾向を決めるそうなので、実質的には僅か半年程度での路線変更となり、当初の想定にあった「乙女の聖地」としての池袋と、現実とが乖離を起こしているということであり、女性向けからゲームへ変更、それも懐かしのレトロゲームまで取り扱うということは、どういった客層を想定しているのかある一つの結論が得られます。

  • 池袋はオタク街か?→YES
  • オタク街は拡大しているか?→YES
  • 人は増えているか?→YES
  • それは「乙女の聖地」によるものか?→NO

いったい今、池袋で何が起こってるの!?

秋葉原の虚像と現実

秋葉原と言えば日本が世界に誇る世界最大の電気街であり、同時にサブカルチャーのアイコンとして、オタク街としても非常に有名であり、極めて珍しい特徴を持つ街ということもあって外国人観光客も増える一方です。

確かにJR秋葉原駅から改札を通り電気街口を出ると、そこから出れば一目で明らかに他の街とは違った秋葉原ならではの独特の光景が目の前に広がります。

あれを見ると、秋葉原に来たなーという高揚した気分になるのですが、その一方で表面的にはそのように華やかに見える秋葉原も、実態としてはもう何年もオタク離れが起こっているというのも広く知られています。

実際問題、居心地で言えばあまり良くありません(笑)
過去の軋轢もあり、排斥に動いてきた流れがあり歓迎されていませんからね。

依然としてコスプレイベントなどが開けないといったようなこともそうですが、関係の悪化、そしてそれを決定付けた事件、その影響や傷跡といったものが、今でも水面下では続いており、わだかまりは解消されていないのが現状です。

そうした状況が続いていたのですが、訪日観光客の増加という出来事がその上に乗っかったことで、オタク離れが急速に進んでいるけど、それ以上に海外からの観光客、海外のオタク層が秋葉原に来るようになり、その結果一見すると街は賑やかさを取り戻し、かつてない盛況となったことで、実態が良く分からなくなりました。

秋葉原にお洒落な料理店とか要らないんだよ!

黙ってファストフードだろHAHAHAHA!
昔は食べるところがあまりないことで有名で、カレー屋が重宝されていた記憶があります。何故カレーかというと、スプーンで食べるので空いた片手で漫画読める(笑)

それくらい個性的で偏った尖った街が秋葉原だったのですが、最近は急速に無個性化が進んでおり嘆くばかりです。管理人も行く機会が激減しましたねー。

ただ昔のままだったら良かったかと言われるとそうでもなく、現在のような変化は必然のようにも思えるのが難儀なところです。

実際問題、今の外国人観光客の多さで10年前のような無秩序でカオスな歩行者天国が行われた場合、混乱は当時の比ではなく収拾が付かずリアル世紀末都市になりますね。毎週末ハロウィン時の渋谷のようなことになると考えるとゾッとしますし、その恐ろしさが分かります(笑)

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ということで、話を池袋に戻しますが、池袋も観光地化を進めています。
オタク街としても「乙女の聖地」というものが池袋の一つのアイコンとなっていて、その強烈な個性を武器にプッシュしているわけですが、実際には何が起こっているのかというと、足元ではK-BOOKSさんが女性向けの委託同人誌取事業から撤退したり、こうして駿河屋さんが乙女向けのグッズ路線から方針転換するということが起こっているわけでしょう?

ikebukulog.hatenablog.jp

ここから2つのことが読み取れるのではないかと思うのですが、1つは、ここ数年オタク業界的には「次は女性向けジャンルだ!」ということで女性向けのコンテンツが一気に増え、メディアへの露出も増えましたし、2.5市場の拡大といった乙女市場の開拓に力を入れてきました。

それがどうもそろそろ厳しいのではないか、成長に限界が見え、規模が頭打ちになりつつあり、思ったより女性向けの消費が強くない。

もう一つは、駿河屋さんの路線変更が、何故女性向けからゲームなのか?
ということです。

最新ゲームは正直何処でも購入することが可能ですが、ここで注目なのは懐かしのゲームです。いわゆるレトロゲームと呼ばれるものですが、これが何処に需要があるかというと、実は懐かしのゲームって結構外国人の方に人気なんですよね(笑)

管理人の知り合いにもそういう人がいますが、家庭用ゲームの歴史は日本のゲームの歴史でもあるので、特に古いハードに関しては日本が寡占しています。

今でこそMSの参入でXboxが登場しましたが、それこそ当時はAtariとかになるので、PC-98(NEC)、ファミコン(NES)、スーパーファミコン(SNES)、GC、ゲームギア、メガドライブ、セガサターン、ドリキャス、PS、ワンダースワン......等々、レトロゲームハードは日本が強いというか支配しています。

そういうわけで、結構外国人の方は良く古いゲーム集めとかをしているのですが、つまるところ駿河屋さんの女性向けからゲームへの方針転換は、「乙女の聖地」で女性をターゲットにしたものから、「観光地」として外国人観光客をターゲットにしたものなのかなと思いました。

これは表面上どっちもオタク街であるということは同じなのですが、その内容が大きく違っているということですね。

しかし、この傾向は秋葉原の背中を追っているようにも思えて心配です。
女性向けの同人誌というニッチな需要を満たす唯一の存在だからこそ「乙女の聖地」であり、その際立った個性が魅力だったのが、観光地化して観光客向けになると、個性の消失を招きかねないというか、今後この二律背反の難題は池袋が抱える大きなジレンマとなりそうです。

売れないから取扱い中止や変更は仕方ないというのは全くその通りなのですが、しかし池袋で売れないとなると「乙女の聖地」崩壊であり、女性向けのそうしたビジネスそのものが成り立たないということになるので、この問題は非常にセンシティブで重大な意味を持っているのではないでしょうか?

長らく価値観を育んできた「乙女の聖地」そのものの存亡に関わりかねない、池袋の大変化が今、訪れようとしているのかもしれません。

今後の行方に注目しましょう!