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東アジア文化都市2019年豊島開幕式典に参加して来ました!

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東アジア文化都市2019豊島、本日開幕!

東アジア文化都市2019豊島が本日開幕しました!

日中韓の3カ国が、文化芸術で都市を発展させていくことを目的とした「東アジア文化都市」は6年目を迎える今年は豊島区が選定。今日、開幕を迎えました!

本日、東京芸術劇場で開幕式典が行われたのですが、なんとか時間が取れたので管理人も参加してきました。

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改装中の池袋西口公園には囲いがされており、壁には一面東アジア文化都市と豊島区がこれから再開発でどう変わっていくのかが紹介されていました。

開幕式典の内容を一言で表すと、

中国:西安市「伝統文化が凄いです!」

韓国:仁川広域市「こんなに発展しています!」

日本:豊島区「マジンゴー!マジンゴー!」

これぞクールジャパンの真髄ですわ。

古い伝統だけが文化じゃない

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式典は代表者の挨拶と演目に分けられていたのですが、日本側は人間国宝の野村萬氏が「奏上」を述べ、高野之夫豊島区長、文部科学副大臣兼内閣府大臣(東京オリンピック競技大会、東京パラリンピック競技大会担当)浮島智子氏、文化庁長官 宮田亮平氏などが登壇。後に東京都知事の小池百合子氏も挨拶に登場されました。

中国からは西安市副市長 徐明非氏、仁川広域市副市長 朴俊夏氏などが登壇。
この開幕式典は1ヶ月毎に3都市で行われ、豊島区から開幕し、それぞれ3月と4月に中国と韓国でも開幕式典が行われるそうです。

それぞれ挨拶が終わると、文化交流公演になるのですが、韓国からは「仁川氏立舞踊団」による、「扇の舞」「愛の唄」「小鼓の舞」が披露。中国からは「唐詩を吟ずる 王維『過香積寺』」「尺八独奏」が披露されました。

それぞれ演目の前に開催都市を紹介するPVが流れるのですが、韓国の仁川広域市は都市の発展具合を主にアピールしており、中国の西安市はかつて長安と呼ばれていた頃の王朝文化といった過去の歴史を主にアピールしていました。

では、我らが豊島区はというと、

www.youtube.com

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2本のアニメーションPVに、神奈川フィルハーモニー管弦楽団による漫画家 永井豪先生のアニソンオーケストラーメドレーにアニソン界の帝王、アニキこと水木一郎氏が登場してのライブがスタート。

豊島区だけ何か違うんですけどw

と、会場に来ていた人の殆どが思ったんじゃないでしょうか(笑)
管理人も豊島区だけ空気が違いすぎて思わず笑いが......。

新ゲッターロボのOP「HEATS」を始めてオーケストラで聴きましたが、あんなに格好良くなるとは。音の圧力が心地良いですね。後半は完全にアニソンライブ(笑)

昨年の開催都市は石川県金沢市だったそうですが、金沢市は「人、食、歴史、工芸、テクノロジー、アート」を中心に金沢にある本当の「和」の素晴らしさと、東アジアの文化や人々のつながりの「輪」をテーマにしていたそうです。

概ね、過去の開催都市が伝統芸術などの文化を中心にしているのに対し、豊島区が全面にプッシュしているのは「漫画」「アニメ」であり、伝統ではなく現代文化を打ち出すこれまでとは全く違う初の試みとなっています。

これぞクールジャパンの真髄よ......。

リオ五輪の閉会式で、安倍首相の安倍マリオがセンセーショナルな話題になりましたが、あれぞまさに日本しか出来ないクールジャパンですよね(笑)

日本は世界最長の王室を持ち、悠久の歴史を持っているので、やろうと思えば伝統芸術を推すのはそう難しい事ではないと思います。しかし、良く海外から日本の特徴として言われることの一つに、高層ビルが建ち並ぶ中に神社やお寺があり、過去と現代がモダンに融合しているというものがありますが、必ずしも伝統だけを重視して推すこともしない。

むしろ、今まさに文化を作っているカルチャーもまた等しく重要であるという観点を持っているので、時に安倍マリオのようなことや、豊島区のように「漫画」や「アニメ」が豊島区の文化なんだよ! という思い切りの良い事が出来てしまう。

それが出来る精神性こそがクールジャパンというか、中国や韓国には中々これは真似出来ない部分なんじゃないでしょうか(笑)

あの流れでアニソンライブをやるっていうのは潔いですよ!
これで行くんだとという覚悟が見えます。

実際、過去の安倍マリオがセンセーショナルにウケたように、「漫画」や「アニメ」といった現代文化を推した方が伝播力は高いですし、ましてやこれまでに全くない「東アジア文化都市」になりそうなので、興味を持つ人も多くなるでしょうから、際立って目立ちますし掴みはOKなんじゃないでしょうか。

そもそもこれは根本的な問題ですが、文化都市とは言ってますが、中国や韓国の対象になっている「市」は、日本で言う「県」の規模なんですよ(笑)

中国:西安市 [人口]825万人 [面積]10,108k㎡
韓国:仁川広域市 [人口]302万人 [面積]1,063k㎡
日本:豊島区 [人口]29万人 [面積]13k㎡

差がありすぎ!
どう考えても日本は県単位でやるべきであって、豊島区じゃなくて東京としてやるべきだと思いますが、そりゃあ中国や韓国の都市がこれだけ大枠でやっていればそこに色んなものがあるでしょうけど、豊島区は中国の1/1000しか面積がないわけで、それで同じようにやろうというのが間違ってますね。

差し当たって懸念があるとすれば、3月に国際的に重要な出来事が集中しており、半島情勢の不安定化、米中間での衝突など否応にも緊張感が高まっていくことになるので、状況がこんなことやってる場合じゃないみたいなことになりかねないということだけは心配です。

そもそも今、日中韓という枠組みでこういう交流事業が行われること自体もリスキーというか、忌避感を持つ人も多いでしょうし、ミクロとマクロの部分で相反している状況なので、なんとか今年1年無事に通せれば良いのですが......。

とりあえず、開幕おめでとうございます!