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新ゲームサービス「Apple Arcade」発表されたけど、ぶっちゃけどう?

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Appleの新ゲームサービス「Apple Arcade」この秋スタート!

かねてよりゲーム市場への参入が噂されていたAppleが正式表明!
「Apple Arcade」が秋からスタートするそうです!

恐らく夏のE3までにAmazonもストリーミングゲームサービスの正式発表があるかと思いますが、ちょっと意外だったのは「Apple Arcade」もストリーミングサービスかと思いきや、オフラインでも遊べるサブスクリプションサービスとのこと。

www.youtube.com

元FFの坂口博信さんなどが登場。
日本からはミスとウォーカーやセガ、コナミなどが参入を発表しています。
月額固定料金、広告なし、100作品以上のオリジナルタイトル、独占タイトルなどが遊べるサービスとなっているそうですよ!

ゲーム業界の構造が大きく変わろうとしていますが、このAppleが発表した新サービス「Apple Arcade」ぶっちゃけどう?

「Apple Arcade」のメリット・デメリット

ゲーム市場に参入とは言っても、もともとApp Storeでアプリゲームの配信元になっている巨大プラットフォーマーでありハードホルダーのAppleなので、既に片足を突っ込んでいるようなものという感じであまり新規参入感はありません(笑)

注目なのは「Apple Arcade」で配信が予定されているタイトルです。
現時点で公開されているゲームのどれを見てもAAAと呼ばれるような超大作ソフトに類するものは見当たりません。

坂口さんのミストウォーカーにしてもそうした大作を手掛ける会社ではありませんし、小中規模のディベロッパーが多いですね。コナミやセガにしてもAAA規模のゲームはないようなものですし、アサクリのデモを流していたGoogleとの違いがここにありますね。

メリットとしては、現在のゲーム市場はAAAかインディーズかといったような極端すぎる2極化が起こっており、ゲーム自体の多様性が失われているので、ちょうどその中間に位置するミドルクラスのソフトの拡充が求められています。そうした点では、AAAのソフトを重視していないように見える「Apple Arcade」はメーカーにとっては参入し易い市場になるかもしれません。

一方でデメリットですが、サブスクリプションサービスで100以上のゲームが楽しめる、これが利点になるかどうかというところにあるのではないかと思います。

というのも、ゲームでこういう形のサブスクリプションサービスは相性が良くない。「Netflix」や「Hulu」のようなサブスクリプションサービスだと、あくまでも動画なので見たい動画を流しながら色んなことが出来ますよね。テレビにしても基本的に動画は受動的メディアです。

それに対してゲームは画面に対して正対し自分で操作することが求められる能動的メディアなので、明確にそのゲームをプレイしようという強い意志がないと難しい。なので重要なのは何タイトルあるかではなく、自分がプレイしたいと思うようなゲームがあるかという点なので、オリジナルの独占ゲームが100タイトルありますドーン! というのがあまり効果的に働かない可能性があります。

発表内容を見ていて思わずこの発言を思い出しました。

3DO(米国3DO社が開発したゲーム端末。日本では松下電器が代理販売した)を見て、いかにもハード屋だなと痛切に思うんです。バーッとアドバルーンを打ち上げて、そしてソフト屋集まれと言うわけです。日本でもやりました。そして、いまソフト会社は100社申し込みが来た、これから続々参加すると言っているわけです。冗談じゃないよと言うんです。いま世界で いったい何百社のソフト屋がゲームソフトづくりをやっているかと。そして、ソフトも1000か、2000か、3000か知りませんけれども、それだけたく さんの種類が出て、その中でいったい売れるソフトは何点なのか。売れないソフトを作っている圧倒的多数のソフトメーカーが参加すると言って、それが100 社になろうと、500社になろうと、それは何なのですか。そんなものは絶対にユーザーを説得できない。

かつて任天堂の山内組長が仰っていた通りだと思う(笑)
もうまんまやん。


勿論この「Apple Arcade」が用意しているオリジナルの独占タイトルの中に、プレイヤーがどうしてもそのゲームがやりたいと思えるような魅力的な神ゲーが登場すれば、これは大きな力になりますね。

100個のつまらないゲームより1個の神ゲーというのがゲーム市場の真理なので、そこに対してAppleがどういうアプローチをするのか、つまりディベロッパーに丸投げなのか、それとも面白いゲームを作るために積極的に関わってクオリティコントロールしていくのか、ハード屋なのかソフト屋なのかという部分が問われますね。発表内容を見ると多分ゲームの中身については直接タッチしなそうですけど......。

「Apple Arcade」の仕様が明らかになったことで、直接Googleと競合するのはAmazonになりましたね。「Apple Arcade」は結構斜め上の方向性に思えます。

それと毎年新商品、新ハードを発表しているAppleですが、いよいよその進化にも限界を迎えつつあり、ハード的な進化ではなくサービス面の拡大という方向に舵を切ったのが構図として鮮明になりましたね!

実際問題スマホにしてもこれ以上の性能向上や余計な機能の追加がそこまで求められていないので、スマホ市場は次の革新が起こるまでしばらく停滞しそうな予感がするAppleの発表会でした。

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