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ジブリパーク基本合意で愛知vs大阪vs東京のテーマパーク争い本格化!!

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三者三様遂に出揃う!

2005年に愛知県で開催された「愛・地球博」(日本国際博覧会)。
その跡地、愛・地球博記念公園に2022年秋オープン予定の「ジブリパーク」ですが、この度、愛知県とスタジオジブリは「自然環境を損なうことなく、ジブリ作品の世界観を表現する」との基本合意書を締結!

これにより日本のテーマパーク業界は大きな変化を迎えることになり、今後、世界的な潮流としてもIP主導のテーマパーク運営が本格化していくことが予想されます。

  • 東京都(東京ディズニーランド&ディズニーシー)
  • 大阪府(クールジャパンパーク&USJ任天堂連合)
  • 愛知県(ジブリパーク&レゴランド)

愛知県、大阪府、東京都でそれぞれプレイヤーが出揃ったことで俄然面白くなってきたテーマパーク業界!!

日本ほど膨大なIPを抱えている国は世界でも稀なだけに、それを活かしてのこうした展開は遅すぎる気もしますが、日本のこのテーマパークの変容は世界に先駆けての変化だけに、まさに日本から始まるテーマパーク革命!

あぁ、そうだよゲーム業界にはガッカリだよ!

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IP主導のテーマパークが日本から花開く!

大阪のUSJで開催されている「ユニバーサル・クールジャパン 2019」では、5/31~8/25まで『進撃の巨人・ザ・リアル』、『ゴジラ対エヴァンゲリオン・ザ・リアル 4-D』、『美少女戦士セーラームーン・ザ・ミラクル 4-D ~ムーン・パレス編~』の3アトラクションが新たに登場!!

USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)は、これまで主にハリウッド映画のコンテンツが主流でしたが、近年はクールジャパンとして、国産コンテンツとのコラボレーションに力を入れ始めており、日米が融合しつつある日本独自のテーマパークとして来場者数も非常に伸びています。

そしてその決定打となるのが任天堂との提携で、総工費600億円超の巨大プロジェクト「SUPER NINTENDO WORLD™」が2020年オープン予定!

この「SUPER NINTENDO WORLD™」は、日本での開業後、アメリカのフロリダ州、ハリウッドのあるカルフォルニア州でも登場する他、シンガポールでもオープンが決定しており、世界3カ国、4箇所に展開。任天堂のIPはグローバルなので今後も順次増えるのではないでしょうか?

大阪では他にも今年2019年に「COOL JAPAN PARK OSAKA」(クールジャパンパーク大阪)が開業しています。

東京では、東京というか千葉ですが、言わずもがな「東京ディズニーランド」&「東京ディズニーシー」が展開。2022年にオープン予定の新エリアは「ファンタジースプリングス」という名称となり、『アナと雪の女王』『塔の上のラプンツェル』『ピーター・パン』の3作品をモチーフにした4つのアトラクションが登場します。

そして愛知県では、『レゴランド』と、新たに『ジブリパーク』が開業。
遂に三者三様揃い踏みとなりました!

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役者はそろった!

若干気になるのは、スタジオジブリは新作を作るのを止めてしまったので、昔の作品が中心になるということです。これが何を意味するかと言えば、10年経ったらジブリ作品を全く知らない子供達ばかりになるということですね。今でも若干そうなりつつある(笑)

幾ら昔の作品を再放送してもこればっかりは新作が作られていかないと風化していくだけなので、子供達が「ジブリって何?」ってなってしまうと「ジブリパーク」の訴求力っていうのはどうなんだろうという疑問が沸きます。

それはそれとして。
こうして見ると、日本の主要テーマパークが明確にIP主導型に切り替わっていることが分かります。

レゴ、ジブリ、ハリウッド、クールジャパン(アニメ&漫画)、任天堂、ディズニーと、これだけIPが豊富で1カ国で揃うのは、まさに日本独自です。

そしてこの変化は今後世界中でそうなっていくという前触れとなっており、特に独自コンテンツ、IPが強い日本から変化が始まっていくのは自然なことではないでしょうか。

そもそも日本国民はテーマパーク大好き民族です。
【Global Attractions Attendance Report】によると、世界のテーマパーク来場者数は1位:マジックキングダム(フロリダ)、2位:ディズニーランド(カルフォルニア)と1位2位こそアメリカですが、3位~5位は日本のディズニーランド、USJ、ディズニーシーとなっており、19位にはナガシマスパーランドもランクインしています。

テーマパーク来場者数は日米が突出しており、日本はディズニー&シー、USJ、ナガシマスパーランドの4つを合計した年間来場者数は5000万人[50M]を超えており、アメリカ次ぐ世界第2の規模です。

日本の次に続くのは韓国[15.4M]、中国[14.1M]、フランス[13.3M]なので、4つの合計だけで[50M]を超えているの日本が如何にテーマパークが大好きなのか分かります。

面白いことに、IPでも全世界的に影響力と拡散力を持っているのは、ハリウッドなどのアメリカとクールジャパンの日本なので、この2カ国は元から根っからの想像力と創造力を兼ね合わせた覇権国家体質であることが分かりますが、ここにイギリスが入ってこないというのが世界史の面白いところですね(笑)

テーマパークというのは本来IP主導であるのは当然です。
だって、“テーマ”パークなわけですから、「テーマ」があって当たり前。一方で、遊園地は乗り物などの「ハード」が主体と考えると、実はそこに違いがあります。

それもあってなかなかこういうIP主導という形のテーマパーク像がこれまであまりハッキリしてこなかったのではないかと思うのですが、それがようやく目に見える形となってきました。

カジノの前にテーマパークだるぉぉぉお!?

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ディズニーやUSJからも分かりますが、本来最も適正な形はコンテンツホルダーがテーマパークを運営する形ですよね。

自分のところでやれば、色んな施策に合わせて自由に展開出来ますし、新しいコンテンツを仕込んだりするのも容易ですが、コンテンツを持っていない、IPを持っていないところがそれを借りて展開するとなると、どうしても動きに制限が出来て難しくなります。

兵庫県では、「ニジゲンノモリ」をパソナグループがやっていますが、パソナグループが自分達でコンテンツを持っているわけではないので、「ん?」という感じじゃないですか(笑)

漫画やアニメの場合、出版社など、それぞれの資本力が大きくないのでどうしても独自にテーマパークのような大事業を運営というのは難しいのですが、ゲーム業界はもっと前のめりでも良かったのではと思う。ここまで随分時間が掛かりました。

ゲーム業界はもともとゲームセンター事業でアミューズメント機器の開発なども担当しており、家庭用ゲーム市場の急拡大と共に一気に会社が大きくなり大企業になったので、資本力もバッチリです。

ましてや当時、日本はゲーム市場を牽引するトップランナーで、豊富なIPを独自で沢山抱えていただけに、ゲームIPを使ったテーマパークがいつか登場するだろうと思っていたのですが、任天堂がこうして動くまで殆どそういう動きというのはなかったのが残念。昔から株主総会などで「任天堂パーク作ろうぜ!」とか提案されていたりしました(笑)

ここに来てようやくUSJで『モンスターハンター』のコラボが開催されたりなどしていますが、ゲーム業界はどちらかというと、セガなどの動きを見ても、テーマパークよりカジノにご執心っぽいのがちょっと......。

日本のゲームIPはキャラクター性が強いのでテーマパーク向きなだけに、本当に勿体無いと思います。海外だと、ゲームIPといったらアサクリとかCoDといったリアル寄りになってくるとのであんまり向かないんですよね。

ゲーム系のテーマパークとか絶対に楽しいんですけど。
リアル『Splatoon』アトラクションとかで4人対戦で陣地塗りあい合戦とか出来たら面白いに決まってるじゃないですか(笑)

唯一、その部分で希望があるとすれば『ポケモン』でしょうか。
『ポケモン』のテーマパークは完全独自にやるべきだと思いますが、世界的に大人気なので、日本発のテーマパークが世界展開というロマンのある未来にも期待したい!

これからIP主導型のテーマパークというのが一つの潮流になっていくと思いますが、テーマパークに限らず、ハード主体のGoogleやAppleといった企業での争いと、ソフト主体のディズニーやハリウッド、そして日本といった形での競争が世界的に展開されていきそう。

まずはその中心が日本となりそうです!

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