そうそうこれだよこれ!
ドトール、ベローチェ、サンマルクカフェ、スターバックスなど全国展開しているチェーンの喫茶店も多くありますが、その中でも異彩を放っているのは「椿屋珈琲店」。
池袋にも3店舗あり、管理人も休憩がてら利用することもあるのですが、なんと言ってもその特徴はクラシカルな雰囲気と、店員さんの制服がクラシックスタイルのメイド衣装ということです。
かといって、メイド喫茶と聞くと秋葉原で展開しているようなメイド喫茶を思い浮かべますが、「萌え萌えキュン♡」な世界観ではなく、オムライスにケチャップでハートを書いたりもしません。
あくまでも女中スタイルな喫茶店ですが、果たして「椿屋珈琲店」はメイド喫茶と言えるのか、地方で普及しなかったメイドカフェのあるべき姿がここにある......!
割高だがいつ行っても大盛況!


ドトール、ベローチェ、サンマルクカフェ、スターバックスといったチェーン展開している喫茶店と比べると明らかに割高です。なんといってもコーヒー1杯で1000円くらいします(笑)
ケーキと一緒に頼むとすぐ3000円くらいになってしまうのですが、では割高だから人が入っていないかというとそんなことはなく、むしろいつ行っても賑わっています。
客層も一般層が殆どで、「メイド喫茶」のようなオタク層をターゲットにしているような感じは微塵もなく、あくまで普通の喫茶店である「椿屋珈琲店」。
秋葉原ブームと共にメイド喫茶がブームになったとき、全国でも沢山のメイド喫茶が作られましたが、殆どが早期に閉店となってしまいました。最速で1ヶ月とか2ヶ月で閉店となった店舗もあり、どれだけ見込みが甘いのかと思ったものですが、これって分かり易く言うと、秋葉原文化をそのまま地方に持ってきても成功しないということですよね。
当時の秋葉原はオタクが集まる街という共通認識があって、それにより成り立っていたのがメイド喫茶でしたが、そうじゃない地方に同じフォーマットを持ち込んでも成功は難しい。
だいたい立地も辺鄙な場所が多くて、地方は車社会ですが、気軽に入れるような道路に面して駐車場を兼ね備えており、いつでも気軽に利用出来るようなメイド喫茶ってなかったので、失敗は当然かなぁ......と。
喫茶店の回転率を考えると、一般のお客さんが入らないとどう考えてもやっていけないですからね。辺鄙な場所にあってはそういうのも望めませんし、自然淘汰だと思う。
メイド喫茶の後、増えてきたのはコラボカフェですが、池袋はコラボカフェのメッカ。こちらの場合、地方でもその作品が好きな人が来ますし、違う作品とコラボすればまた新しい層が来てくれるので、地方でも増えています。何より展開しているのがアニメイトさんとかなので、そういう意味での安心感もあるのではないでしょうか。
しかしながら、「椿屋珈琲店」のような形だと、地方でも普通に受け入れられるのでは思うのですが、今のところ関東圏でしか展開していないみたいなので、今後全国で出店していったりするのでしょうか?
あくまでも普通に利用出来る喫茶店なので、見ていて楽しい眼福というだけであって、こういうメイド喫茶が本来求められていたメイド喫茶だったような気がする。
行った事がないという方は是非一度足を運んでみては如何でしょうか?