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可憐がVtuberとしてデビュー!! 伝説の妹作品「シスプリ」が蘇る!!

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『シスター・プリンセス』20周年 「可憐」Vtuberデビュー!!

え......あ……😂😂😂

嗚咽で声が出ない人。

なんと、伝説の妹作品『シスター・プリンセス』(Sister Princess)が20周年を迎えるということで、可憐ちゃんがVtuberとしてデビューすることが決定!!

お披露目は9月23日、可憐ちゃんの誕生日になるそうです!

幾ら欲しいんだい?
お兄ちゃんが幾らでも投げ銭するぞ!!
早くお小遣いを可憐ちゃんにあげさせてくれぇぇぇえ!!

と、クリティカルな話題に動揺を隠せない管理人。
必殺の「お兄ちゃん大好き」を聞いたら魂が浄化されるね。

確かにBDの発売時など、要所要所のタイミングでシスプリのラジオが1回限りの復活とかをしていましたが、まさか20年目にしてVtuberデビューなんて......。

『魔術士オーフェン』だったり『おジャ魔女』だったり、コンテンツの再利用、リサイクルが本格化しています。

恐らく12人全員が復活するというわけではなく、あくまでも「可憐」がメインになっていくものと思われますが、こんなんもう全国のお兄ちゃん歓喜でしょ!

改めて学ぼう『シスター・プリンセス』

『シスター・プリンセス』といえば、12人の妹がいるという奇抜な設定で一躍話題になった「電撃G's magazine」の看板コンテンツでした。

もともとは読書参加企画を原点としてスタートしており、この「電撃G's magazine」の読者参加企画は『双恋』『HAPPY★LESSON』など、多くの名物コンテンツを生み出してきました。

実はその一つが、後に大ヒットとなる『ラブライブ』です。
廃校になりそうな学校を救う為に立ち上がった生徒達が、「スクールアイドル」になって、読者=「アナタ」と一緒に入学希望者を増やして廃校の危機から救うというコンセプトを原点として始まっています。

つまり、最初はあくまでも「スクールアイドル」とそれを手助けるアナタ(自分)の二人三脚で展開するコンテンツだったんですね。「μ's」という名前も読者アンケートの結果で決まりました。

しかし始まった当初、鳴かず飛ばずの低空飛行が続いた『ラブライブ』。今では到底信じられない事だと思いますが、当時は1stシングルのCD売上が3桁という低迷っぷりでした。2ndシングルとして発売されたあの大名曲「Snow halation」が約1000枚しか売れてないという事実は今からは想像できないですよね。

www.youtube.com


「Snow halation」は曲もサンライズによるフルアニメーションPVも素晴らしい完成度だっただけに何故人気が出ないのかというのが、当時のファンの間で語られていたのが懐かしいです。その当時CDを買ってた勢の1人でしたが、まさか後にコンテンツがあれだけ成長するとは夢にも思っていなかった時期(笑)

因みに当初から声優さんがアニメのPV通り忠実にダンスをするというのがコンテンツの売りとなっていたのですが、「Snow halation」のアニメPVを見たときには、これを現実で再現するのは難しく、物理的に長く続けられないのではという懸念が既にこの頃から言われていました。

後にブシロードによるコンテンツのリニューアルが行われ、読者という「アナタ」の存在は抹消されることになります。そこから先はアニメに繋がっていく、良く知られている今の『ラブライブ』の形が出来上がっていきました。

『シスター・プリンセス』は妹が12人いるわけじゃない!?

話をシスプリに戻しましょう(笑)

妹が12人いると言われると、じゃあ誰が長女で、末っ子は誰なのかといった事が気になります。しかし、実はシスプリにはそうした関係性が全く存在しません。

妹が12人いても、妹は12人姉妹じゃない!

これがシスプリの根幹じゃないでしょうか。
妹同士に血縁関係はないので、姉妹関係すらありません。
そもそも妹達の年齢すらも非公開です。

お兄ちゃんがいて、その下に12人の妹がいるという関係性で家族が構築されているわけでもなく、みんなで一緒に暮らしているわけでもない。20周年記念ということで、9/9からYoutubeでアニメが無料公開されていますが、アニメ時空で全員が一緒に暮らしているのは完全なオリジナル展開によるパラレルワールドなので、アレはアレでかなり特殊です。

アニメでは、受験に疲れて世界が灰色に色褪せて見えている主人公が、連れてこられた謎の島、プロミストアイランドで妹達と一緒に暮らすことで色を取り戻すという内容です。何を言ってるのか(以下略
見所は突然歌いだしたと思ったらやたら上手い亞里亞。後に声優業界でトップアーティストとして活躍される水樹奈々さんが演じられています。


原作の基本設定もかなり異質で意味不明です。
決められた「お兄ちゃんの日」にだけ会えるという設定なのですが、そこに「何故?」という疑問を差し挟む余地はありません。ゼロは何も答えてくれない......。

何故お兄ちゃんの日にしか会えないのか、「お兄ちゃんの日」とは何なのか、全くなんの説明もなく、あるのは妹がその日を心待ちにしているという事実だけ。

このコンテンツの最大の特徴といえますが、基本的にシスプリで描かれるのは「お兄ちゃん」と「妹」個人の関係性であって、それ以外の一切が存在しないという究極的な割り切り方にあります。

原作上では一応、妹同士が同時に登場して描かれるシーズンもあったのですが、殆どの場合妹同士に絡みはなく、他の妹に言及することもありませんでした。

だから「可憐」と「衛」はどっちが年上で年下なのかとか考えるだけ無駄です。それぞれの妹の家族構成がどうなっていて、そこにどんな繋がりがあるのかといった余計な設定は一切存在しません。

同時に妹が登場するわけではなく、あくまでも個人間の関係であり、妹視線で純度120%の「お兄ちゃん大好き」のみを語るだけなのが『シスター・プリンセス』!

原作では、妹それぞれの主観で作品世界が描かれるのですが、例えば「可憐」の場合だと、ひたすら「お兄ちゃん大好き」と可憐の目線により語られるだけです。

冒頭から「ちゃん付け」と「呼び捨て」を使い分けていますが、これに関しても、“お兄ちゃんは他に人がいるときには可憐ちゃんって呼ぶけど、2人きりのときは呼び捨てにしてくれてドキドキします。大好き♡”みたいなことを延々と12人分やるというのが『シスター・プリンセス』なので、あまりにも特殊すぎるコンテンツと言えますね。

まさにお兄ちゃん幻想!

童話の世界のお兄ちゃんファンタジーが描かれるのですが、妹の中でのお兄ちゃんの評価は世界そのものになっており、お兄ちゃんワールドが展開されます。

そういった少女幻想の童話的な世界観だった所為なのか、ビジュアルを担当されていたのが耽美で繊細な絵を描く描く天広直人先生だったこともあり、女性人気も高く同人誌即売会でも女性のサークルが多く内容も健全本が多かった気がします。

しかしその妹による「お兄ちゃん語り」が大人気となり、その勢いは月刊誌だった「電撃G's magazine」の表紙が常にシスプリで、毎月1人の妹が表紙にピックアップされて、その妹のお兄ちゃんファンタジーが絵本的に綴られるという異色の雑誌でした。あと、やたら雑誌が薄かった(笑)

アニメやゲームといった他の媒体でも展開されましたが、その場合メディアの特性上どうしてもお兄ちゃん視点で『シスター・プリンセス』という世界が紡がれましたが、実は全く逆で、妹視点のみのコンテンツという、そういう意味では後にも先にも例のない極めて特殊な作品だったのではないでしょうか。

アニメも『シスター・プリンセス RePure』になると、妹視点の今公開中のアニメとは全く違う原作準拠の世界が描かれるので、是非見たことがない人は最後まで見て欲しい😭

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しかし今から振り返ると、そのまさに原作と言える「妹のお兄ちゃん語り」が読める機会が、当時の雑誌かポケットストーリーズなどの薄い本を持ってないと読めないのは機会損失としか言いようがないので、この機会に是非「電撃G's magazine」さんには、1冊にまとめる形でも良いので復刊をお願いします!

あの世界観は、初めて触れるとビックリして分けがわからなくなる衝撃がありますが、嵌ると新たな境地に達することができます(笑)

実はこの妹が12人といったような奇抜な設定はシスプリ以降、奇抜ではなくなっていくのですが、特にアプリゲームなどに引き継がれた感がありますね。キャラクターをとにかくいっぱい出してその中から自分のお気に入りを見つけるといったゲームデザインの原点が見えます。

プロデューサーになる「アイマス」とか、提督になる「艦これ」とか、「刀剣」もそうですし、『A3!』や「あんスタ」など、というかアイドル系は殆どそうなのでは?

シンデレラで190人アイドルがいるからって全員をプロデュース、担当するわけじゃなくて、基本的にはその中で気に入った子を見つけて担当します。そして主人公=プレイヤーに対しては、そのキャラクター側の目線から語られるじゃないですか。

考えてみればまさしくそのフォーマットそのもの。それをゲームじゃなくてノベルで濃密に濃厚に描いたことが特異だったんでしょうね。逆にシスプリのゲームはギャルゲーだったので、お兄ちゃん目線となり作品の在り方とは正反対になるのが面白いところです。

因みに当時の一番人気は「咲耶」で、堀江由衣さんが演じられていました。今だと人気の妹も変化したりするのでしょうか?

「電撃G's magazine」ではキャラクターの人気投票も毎月行われており、紙面で発表されていたのですが、だいたい前の月で表紙になった妹が次の月で人気1位になるというお約束パターンだったような......。

なんとも偉大な作品の復活!
ノベライズの復活を願いつつ、そしてもう一つ!

『ベイビー・プリンセス』どうなったの!?

こちらはシスプリの後継作と謳われた作品だったのですが、19人姉妹の中に主人公が入るというより複雑な構造の作品で、下はなんと0歳児からスタートする、0歳児ヒロインという究極の作品でした(笑)

家族愛が主眼になっているので、恋愛要素は一切存在しないのですが、それでもインパクトがあります。しかしながら未完となっており、この当時は原作の公野櫻子先生も『ラブライブ』の大ヒットもあったりで現在は休止状態になっているのが残念。

流石にベビプリの復活は難しそう......。