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アメリカで「乙女ゲーム」がセルラン1位になっていた!? 知られざる海外事情

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乙女ゲームがアメリカのApp Storeで1位に?

この世界にはまだまだ知らない事が沢山ありますね!
乙女ゲームと言えば、日本の専売特許のような気がしますが、実は海外でも根強く存在するジャンルで、なんと『My High School Days Memories』が配信から2週間で40万DLを達成し、App Storeでセルラン1に輝いたとのこと!

www.youtube.com

 

うーんバタくさい😅😅😅

実際どんなゲームなのか気になって公開されている紹介動画を見てみたのですが、一目で海外製という感じです(笑)

ここら辺は如実に文化の差が出ていますね!
因みに全世界累計9000万DLという俄かには信じがたい数字の乙女ゲームも存在しているのですが、『恋とプロデューサー〜EVOL×LOVE』は開発したのが中国の会社ということで、確実に日本以外でも乙女ゲーム市場が育っているようです。

ikebukulog.hatenablog.jp

 

思えば、恋愛というのは全世界共通の人間にとって当たり前のものなので、日本だけにしかこのジャンルが存在しないと考える方がおこがましいというか傲慢な発想ですよね。

知られざる海外の乙女ゲームとは?

せやかて工藤、どないマネタイズなんや?

動画を見ると分かりますが、最初に自分の分身となるアバター作成しています。このとき、背景がオレンジの枠にあるパーツは「unlock」となっているので有料コンテンツのようです。

最早見慣れた「ジュエル買ってね(はぁと)」的な仕様ですね。髪型などちょっと拘ったカラーリングのものは課金コンテンツになっています。一番酷いのは服装です。お洒落な服は課金コンテンツで、無課金状態で選べる服はスイカの描かれたクソダサTシャツという格差っぷり(笑)

とはいっても、むしろ恋愛ゲームのあるべき姿かもしれません。
考えてみれば、女性にしても男性にしても好きな相手に好意を持ってもらおうと思えばお洒落するのが当たり前じゃないですか。少しでも相手に良く見られたいと思うもの。

そこにある程度お金を掛ける、自分に投資をするということは当たり前であって、デートに行くのにクソダサTシャツで行こうとは思わないでしょ🤣

ある意味、アバターで綺麗な可愛い自分の分身を作るというのは当然のことなのかもしれません。少なくとも自分だったら課金してしまう気がしますね。課金といっても少額ですし、ガチャと違って天井9万円みたいな話じゃないですからね。

他にどういったマネタイズがあるのかというと、「有料選択肢」というのがあるそうです。読んで字の如く課金しないと選べない選択肢のことですが、いったいどんな内容なのか気になる......。

有料の選択肢を選ぶと、いきなり攻略対象キャラに、「今夜、私の家両親がいないの」とか物語をぶった切ってエンダァァァァァ! な展開になったりするのでしょうか......。

他のマネタイズ要素としては、物語を先に読み進める為の課金ということで、この辺は日本と大きな差はないみたいです。しかしながら、選択肢を提示したとき、選ばれた選択肢に対して、選ばれなかった選択肢は何故なのかといった検証をするなど、全ての要素をデータ化して論理的に検証していく手法は実にアメリカ的です。

日本だと、恋愛ゲームというジャンルは感覚的なフィーリングが求められたりするので、あまり論理性というものを突き詰めたりしない分野だと思いますが、そういう曖昧さを受容する日本と、曖昧さを排除するアメリカ。この思考の違いは面白いんじゃないでしょうか。

今、世界において全世界に自国のコンテンツを発信できているのは日本とアメリカくらいです。コンテンツがもたらす影響というのは物凄いものがありますが、日本とアメリカが上手くやれているのも、案外こういう自国にはない魅力を持つ相互補完的な文化性なのかもしれませんね!

それにしても疑問というか改めて凄いなと思ったことがあるのですが、上記のような「ユーザーがどの選択肢を選ぶのか?」ということは、あくまでもデータ上の分析じゃないですか。

一方で、日本国内においての分析とは、このジャンルの先駆者とも言える「美少女ゲーム」では研究テーマが、「恋愛とは何か?」とか、「家族という関係は自己に何をもたらすのか?」とか、「ヒロインが妹の場合、兄である主人公との関係性はどうあるべきなのか?」といった事を延々やってきて、今でも試行錯誤しているのがこのジャンル。いわばそれはもう哲学ですよ(笑)

決して馬鹿にできない優れた智慧がそこにあります。
例えば、妹ヒロインが「妹じゃなくて1人の女の子として見て!」という結論を出したとき、その背景に連綿と連なる妹ヒロインとはどうあるべきなのかという試行錯誤の上に成り立っています。

そして当然そういった価値観は時間と共に変化していく、アップデートされるので、実は最近の恋愛ゲームで、妹ヒロインが上記のような結論を出す作品は少なくなっています。というか殆ど見かけない気がしますね。2000年前半くらいのゲームには結構あった気がするのですが......。

しかしこうして海外でも一定規模の乙女ゲーム市場が構築されていると考えると、これからは海外市場が狙い目なのでは! と、思ったりもします。

しかしながら、恋愛ゲーム、乙女ゲームというジャンルで世界市場というのは結構難しいものがあるのではないでしょうか。

恋愛ゲームというジャンルが持つ心理的で繊細な機微というのは、正直その価値観はその国じゃないと分からないみたいな深いナイーブな部分に触れるので、これから世界第1位の人口を持つ国になろうとしているインド市場に恋愛ゲームを持ち込もうと思っても、他国の人間じゃカースト制というものがある中でのインドにおける恋愛の価値観というものを完全に理解するのは難しいじゃないですか。

『My High School Days Memories』も日本でヒットするのは難しそうですし、恋愛ゲームって、結局は自国で自国のユーザーの為に作るしかないジャンルなんじゃないかと思います。一般的なアニメやゲームとはまた一つ違う特殊なジャンルですよね。

そもそもさっき探したんだけど、日本のApp Storeじゃ出てこなかったしさ......。