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シンデレラ初、“総選挙“が「物語」になった『夢見りあむ』の物語

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炎上アイドルのアイドル論

4thアニーバーサリーで無料10連も開催中のデレステですが、アニバーサリーガシャも終わり皆さん限定は引けたんでしょうか。管理人? HAHAHA(引けてない)

それはさておき、限定後に登場したのが新アイドルの中でも特に話題沸騰中の「夢見りあむ」。第8回シンデレラガールズ総選挙でいきなり第3位に入るという圧倒的な躍進を見せた“炎上アイドル”が、遂にSSRで登場!

今までデレステではRしか存在しなかったので、ファン活もままならない状態でしたが、これで一気に稼ぎやすくなるのではないでしょうか。

早速これは引かねばということで、ガシャを回して引いてみたのですが、コミュを見て驚きました。炎上アイドルという設定から、主に舌禍による炎上を繰り返すタイプというのが何となくの共通認識だったと思うんですけど、それ以上にこの「夢見りあむ」というパーソナルは......。

シンデレラ史上初、総選挙を「物語」にしたアイドルの可能性。

「総選挙」と「お気持ち表明」が歪めたもの

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すまんな😭😭😭

正直、図星すぎて目を背けるしかないコミュ!だよ!

結論から言うと、ひょっとしてあの総選挙の結果は、「夢見りあむ」というアイドルを歪めてしまったのか......という、恐ろしいコミュになっています。

総選挙で3位という投票数は、勿論、期待もあったにせよ面白半分という票も多かったと思うんですけど、キャラクターの台詞がここまでメタフィクションになっているのは初めてなんじゃないでしょうか。

加えて、投票動機もそうですが、「ぼくをみんなは見てない!」という台詞は、そもそもこの時点で、登場間もない「夢見りあむ」というアイドルが、公式に背景も含めて何も描かれていないので、誰もちゃんと見ていないのは当然だし良く知らないままに3位という結果が出てしまいました。

確かに言う通り「夢見りあむ」というキャラクターを真に理解した上での票というのは一票もない。しかも明確に総選挙について「夢見りあむ」が語っていますが、普通は「結果」を語るのに対して、「過程」が語られている点に注目です。

総選挙では、「夢見りあむには物語がない」とか色々言われましたが、総選挙はその性質上、これまでの積み重ねが結果として発表される場ですよね。そういう意味では、全く何の積み重ねもないまま3位という結果になった事に対して、本人が「アイドルって何だよぉ」とか言ってますが、その疑問は最もです。

とはいっても、総選挙が物語性を帯びてきたのは長く続いてきたからであって、初代CGに選ばれた「十時愛梨」が、その時点で強い「物語」を持っていたかというとそうでもありません。

そんなこと言ったら、第2回の総選挙で、同じく初登場間もない時期に躍進した当時のアナスタシアは日本語ペラペラでしたが、その頃に背景を含めた物語が今ほど語られていたかというと、そんなことはありません。

だいたい当初はガチャブ(ガチャブースト)で結果が大きく左右されていたので、そこにそれほど物語性が求められていたわけではないことは明白です。物語性の有無は、ガチャブの影響が薄まってきて、回数を積み重ねた今だからこその視点じゃないでしょうか。

ここでいう「物語」とは、ゲーム内外含めてあらゆる内容、活動といったことを含みますが、総選挙が物語を重視するようになって、ドラマ性の強いアイドルが有力候補になっています。

来年は「加蓮」が有力候補の筆頭ですが、そりゃあもうシンデレラガールに輝いたら担当のPちゃんは勿論、そうじゃなくても号泣ですよ。神様がくれた時間でPの涙腺崩壊ポテト祭りになることは間違いない!

特に背景が重たいことで知られるアイドルですし、ドラマティックな物語を持っているアイドルだけに、そういう過去の積み重ねが反映されるのが総選挙。

ウサミン、ちゃんみおと特にそういう傾向が続いてきて、そこに登場したのが、全く背景を持たない「夢見りあむ」ということで、これだけ波紋を呼んだわけですけど、コミュで描かれた「夢見りあむ」が、その総選挙そのものを自分の物語として取り込んだことで、初の総選挙を物語にしたアイドルになっているのが意味深です。

これが何を意味しているのかと言えば、つまり総選挙の結果が3位でなければ、じゃあどんなアイドルになっていたのかという疑問なわけで、総選挙、そしてあの乱発されたお気持ち表明が、本来の「夢見りあむ」が持っていたこれから描かれようとしていた物語を歪めてしまった可能性があるのではという懸念が指し示されている!

SSRのコミュでは、「尊くない自分はアイドルになれない。だからアイドルじゃなくて『夢見りあむ』としてステージに立つ」という結論が提示されています。

が、しかし!

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それこそがアイドル!

現実がこれほど生々しく反映されているアイドルというのもシンデレラの中では初めてですね。ちょっとというか、かなり異質なキャラクターになっているんじゃないでしょうか。

これほど先が見えないアイドルというのも珍しい......。
どうやってこれから変化と気づきを得ていくのか、そしてそれもまた予定調和ではなく、これから本人を取り巻くムーブメントによって影響を受けていくであろうと考えられるだけに全く先が読めない。

まさにリアルを物語にしていくアイドル!

総選挙そのものを「物語」にしたことで、物語がなかったアイドルのはずが、急にドラマティックな物語を持つアイドルに変化したことは、来年の選挙結果、そしてこれからの描かれ方にどう影響していくのでしょうか......。

そもそもアイマスは、もともと長くやっている作品だけに、キャラクターがある種の独立したパーソナリティを得て変化していくことが良くあります。

本来の渋谷凛はクンカーじゃないんだよ!
まゆだって、昔は登場するたびに「ヒエッ」って言われていましたが、最近では「まゆすき」に変化し、当初のジャックナイフ的なキレ味を持つヤンデレ属性から、マイルドで温和なアイドルに変化しています。牙の抜けたなんて言われてますが、たまにはBGMを消してくれないと寂しい......。

765もそうですけど、アーケード時代はあんなに扱いにくいアイドルだった千早が、今では吹っ切れたことでその面影がありません。そこに違和感がないのは、箱マスやアニメを得ているからですね。それを成長といいますが、逆に今、当時の狂犬に戻られた方がビックリしますし、「約束」は名曲ですが、今の千早は歌わない気がするなぁ。

話を戻すと、今回の「夢見りあむ」のコミュは、そういう外的要因によるパーソナリティを否定するものになっています。思い通りにはならないぞ! っていう内容ですね。

そうなると、これまでのように緩やかに構築される外的要因による変化をこれからも拒絶して逆張りしていくのか、或いは途中で何かしらの気付きを得るのか......。

今の「夢見りあむ」は、「ふーん、アンタが私のプロデューサー?」時代の凛や、「でもアタシ特訓とか練習とか下積みとか努力とか気合いとか根性とか、なんかそーゆーキャラじゃないんだよね。」時代の加蓮と同じくらいの時期にいるので、初期からこれほど物語性が強いアイドルだと、この先どうなるのか......。

覚醒してとんでもないアイドルになる可能性もあるのかないのか......。

これで来年の総選挙で順位が落ちれば、一年間努力をしてきたのに、面白半分に投票された最初の3位という過去の結果を超えられないという努力を否定されるジレンマが重く圧し掛かってくる方向に行きますし、逆に順位が上がればそこはもう2位か1位しかないわけで、どっちに転ぶかは再び「総選挙」の結果に掛かっている!

まさにプロデューサーさんの手に運命が委ねられた、リアルを反映するアイドルになっている「夢見りあむ」。

はぁ~、めっちゃやむ。

あの宇宙猫のTシャツ実際に売ってるのか......。