マーライオンが体調不良で撤去へ
シンガポールの象徴マーライオン。
その中でも高さ37メートルで最大の大きさを誇るセントーサ島のマーライオンが撤去されることになったそうです。
マーライオン吐血してたもんな……。
劇場版『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』で、マーライオンが盛大に吐血していましたが、長年の酷使が祟って体調不良に見舞われたのでしょうか。
興行収入では脅威の記録とされた昨年の「ゼロの執行人」を上回り、過去最高となった今年の「紺青の拳(フィスト)」ですが、その影でマーライオンの尊い犠牲があったことを我々は忘れてはいけないのかもしれません。
合掌
実際は観光地の強化へ向けて再開発が加速
マーライオンの吐血にどんな意味があるのかと思ったら、最後の方でサラッと理由が明らかになるのですが、ほんとしょうもない理由で笑いました。それをやるのにこんな大掛かりな事をする必要があるのか!?
まぁ、犯人は動機がシンガポールそのものに対しての意趣返し的な側面を持っているので、マーライオンというシンガポールの象徴をあえて汚すことにしたのかもしれません。
で、さっきから何の話かというと、マーライオン撤去。
セントーサ島と本島との中間に位置するブラニ島をセントーサ島と融合的に観光開発する計画の詳細が発表された。セントーサ島を訪問する観光客は年々増加。島の南北を貫く道路を拡幅して大通りにする計画に伴い、島の象徴の一つである高さ37メートルのマーライオン像は取り壊される。像の営業は10月20日まで。
セントーサ開発公社(SDC)はセンサリースケープの名称で開発事業を推進する。事業費は9,000万Sドル(約70億2,450万円)。現在の遊歩道に替え、リゾート・ワールド・セントーサと海岸に面した南部の間に2層式の大通りを整備する。通りの延べ面積は3万平方メートル。http://www.asiax.biz/news/51486/
シンガポールにマーライオンは7体あるそうですが、そのうち最大の大きさとされるセントーサ島のマーライオンが再開発により撤去されるそうです。島をより観光地として強化する為の施策の一環だそうですが、開発が進めばまた島のシンボルとして一番景観の良いところに再設置されるのかもしれませんね!
そんなマーライオンですが、今回取り壊されることになったマーライオンは設置されたのが1997年と比較的新しいものだそうです。
マーライオンとは、その昔、マレーシアの王族が航海に出たところ海が荒れ、被っていた王冠を海に投げ入れたら海が静まり目的地に無事辿り着けたそうです。するとライオンが現れ、「しゃーない、お前がこの地を納めるのを許してやろう」と言われることに。
下半身が魚なのは、ジャワ語で「海」を意味する古代都市テマセックを象徴しており、王族が「ライオンの都市」シンガプーラと名づけ、マーライオンを国を守護する神として祭ったことから始まっているそうです。
管理人も由来を初めて知ったのですが、マーライオンって建国記だったんですね!
日本で言うなら、神々の神話、そして天地開闢アマテラスから連なる天孫降臨に該当する重要な国家としての国体こそがマレーシア、そしてシンガポールにおけるマーライオン!
そんなマーライオンに吐血させる「名探偵コナン」。
すげぇ……。